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新型コロナウイルス

新型コロナワクチンの12のよくある疑問・質問に答えます

新型コロナワクチンの疑問、質問、不安

新型コロナワクチンに関しては、様々な疑問や質問があるでしょう。

筆者は6万人登録のYouTubeチャンネルでよくこれらについて質問を受けており、せっかくなので回答を共有したいと思います。

なお、質問の抜粋は下記になります。

新型コロナワクチンの疑問、質問、不安

それでは早速解説していきます。なお解説の根拠となった参考文献も紹介します。

 

1 ワクチン自体で新型コロナになってしまう可能性は?

ワクチンを打つことで新型コロナになってしまうことはないのかという質問です。

これは生ワクチンなどとの混同で起きているものと考えられます。

ワクチンを打ったために新型コロナに罹患することはないです。

ワクチンを打ってできるのは抗体であって、新型コロナウイルスそのものができるわけではないからです。

またワクチンを打つと、副反応として熱が出たりすることがあります。

ただそれはワクチンと身体の反応であって自然なものであり、他のワクチンでも見られるもので、新型コロナになってしまうから発熱するわけではありません。

 

2 既感染者(もうなった人)でも打つ必要があるのか?

新型コロナは、無症状者や軽症者で抗体の持続が良くないことが知られています。

つまり一度り患しても、時間の経過とともに防御に十分な抗体が残らない可能性があります。

そのため、すでに海外で始まっているワクチン接種でも、すでに感染した人でも接種の適応になっています。

一方で、適応とならない人もいます。

それは下記の説明に詳しいです。

「過去90日間にCOVID-19に感染したことがある場合は、その90日間の期間が経過するまでワクチンの接種を延期することができます。それでも症候性で感染性がある場合は、健康になって感染性がなくなるまでワクチンを延期する必要があります。また、過去90日間にモノクローナル抗体または回復者血しょう治療でCOVID-19の治療を受けた場合は、3か月の期間が経過するまでワクチンを延期する必要があります。そうでなければ、COVID-19ワクチンを接種するべきです」

引用;What to know about the COVID-19 vaccine

 

3 身体に残って害を為したり、遺伝子異常を起こすのでは?

新型コロナワクチンのファイザー社やモデルナ社のワクチンはmRNAワクチンと言います。

mRNAワクチンは、細胞の中のDNAが存在する核には入りません。

そのため遺伝子異常を起こすことはありません。

mRNAワクチンは発がん等の危険性もないとされています。

そのため子孫にまで影響が残ったりするなどはありません。

またワクチンからのmRNAは私たちの細胞によって数日で破壊され、永久に何かが残ることはないとされています。

 

4 ワクチン接種を受けると、PCR検査が陽性に出るのでは?

そのようなことはありません。

新型コロナワクチンは抗体を作るものなので、ウイルスの特定の遺伝子配列を検出するPCR検査や、ウイルス特有の「タンパク質=抗原」を検出する抗原検査では陽性になりません。

一方でワクチン接種にて抗体が形成されますから、抗体検査は陽性になる可能性があるとされます。

いずれにせよ、ワクチン接種そのものでPCR陽性となることはないのです。

 

5 効果は本当にあるの?

現在のところは初期的な結果しか出ていませんが、世界で先駆けてものすごいスピードでワクチン接種を進めているのがイスラエルです。

最初に予防接種を受けた60歳以上と、最大の接種率がある都市の双方で、感染と入院の大幅な減少を認めているとのことです。

そしてこれらの変化は、以前のロックダウンでは見られなかったとのことです。

また、イスラエルで2番目に大きい健康維持機構のマッカビヘルスケアは、ワクチン接種を受けた248,000人(0.03%)のグループのうち66人が、ワクチンの2回目の接種から1週間以上後に新型コロナに感染したとのことです。

66人はすべて軽症で入院した人はいませんでした。

一方で、同様の人口統計プロファイルを持つ900,000人のワクチン未接種の人々と感染率を比較したところ、同じ時期にこのグループでは8,250人が新型コロナに感染しました。これは30倍以上ということになります。

この結果は臨床試験(治験)で得られたものと相違なく、今後が期待されている状況です。

出典;Covid: Israel’s vaccine rollout linked to infection fall

 

6  副反応は大丈夫?

副反応や有害事象に関しては、各ワクチンのそれをまとめた英語サイトの「副作用トラッカー」があります。

COVID-19 Vaccine Side Effect Tracker

注射部位の痛み、発疹、頭痛、筋肉痛、吐き気や発熱などの一般的な副作用が中心で、これらの影響は通常2日以内に治まるとされています。

フロリダ州の医師がファイザー社のワクチン接種後に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で亡くなりましたが、明確な因果関係は不明とされています。

新型コロナ自体でもまれにITPを起こすということもあります。

またノルウェーの23人の高齢者が同じくファイザー社のワクチン接種後に亡くなったことが報じられましたが、こちらも明確な因果関係ははっきりしないとのことです(調査中)。

身体的にかなり脆弱な群であったため、身体自体の問題や、発熱などの副反応でも状態悪化につながった可能性があることなどが想定されています。

ただ全体でいうと、ナーシングホーム入居者が中心の45000人にすでに接種しているとのことで、そのうちの23人だったとされています。

 

7 アレルギー、自己免疫疾患があるけれども大丈夫? アナフィラキシーが心配

アレルギーや自己免疫疾患自体では、新型コロナ接種を避けるべきとはならないとアメリカのガイドラインでは示されています。

接種を避けなくてはいけない人(禁忌)は、ワクチンの成分や含有物に対してのアナフィラキシーなどがある人になります。

具体的には、mRNAワクチンや、ポリエチレングリコール、ポリソルベートなどがあります。

これらの事柄は動画でくわしく解説しているので、そちらもご覧ください。

※ アレルギー

※ アナフィラキシー

アレルギー、花粉症、アトピー、喘息、自己免疫疾患などそれ自体では接種ができないということにはなりません。

ただ十分かかりつけ医ともご相談ください。

またアナフィラキシーに関しては、新型コロナワクチン以外の他の物質(他のウイルス等へのワクチンも含む)へのアナフィラキシーでも直ちに禁忌とはなりませんが、やはり十分かかりつけ医と相談すべき事柄だと存じます。

 

8 妊婦や妊娠予定、授乳中だが接種できるか? 不妊症や流産への影響は? 子供は?

妊婦や妊娠予定、授乳中では禁忌にならず、打てるということになっています。

ただしっかりかかりつけ医と相談することが大切です。

なおmRNAワクチンで生成されるのはスパイクタンパク質であり、これによる不妊症や流産との関係はないとされています。

妊娠中に新型コロナに感染した女性の流産のリスクも増加していません。

ウイルスのスパイクタンパク質は胎盤に付着せず、流産を引き起こさないとのことです。

子供に関しては現在16歳以上が適応となっています。

引用;What to know about the COVID-19 vaccine

 

9 生産国はどこですか?

中国産ではないか等と生産国に関しての疑問もあるようです。

ファイザー社はアメリカのセントルイスやベルギー、モデルナ社はスイスやアメリカのニューハンプシャーで生産しているとのことです。

モデルナ社のスイスの工場

アストラゼネカ社は日本でも生産すると報じられていますね。

このようにアメリカやヨーロッパ、日本等で生産されています。

 

10 効果はどれくらい持続するのか?

モデルナ社のワクチンで抗体の推移を調べた研究も出ていますが、やはり高齢者を中心に抗体が経時的に低下することがわかっています。

Durability of Responses after SARS-CoV-2 mRNA-1273 Vaccination

最近の報道でも3ヶ月は問題ないが、1年はどうか…との意見も出ています。

参考;The Moderna Vaccine’s Antibodies May Not Last As Long As We Hoped

現状のところ、繰り返し打つ可能性が出てきているものと想定されます。

特に南アフリカ変異株などの、ワクチンに対しての抗体形成が十分ではない変異した株も出てきており、変異に対応するために新たなワクチンを接種する必要なども今後生じる可能性がありますね。

 

11 顔面神経麻痺(ベル麻痺)は大丈夫?

顔面神経麻痺(ベル麻痺)も話題になったので心配されている方もおられますね。

ただ、実は顔面神経麻痺は全体で8例で、4例はファイザーワクチングループ、3例はモデルナワクチングループ、1例はプラセボグループだったとのことで、非常に頻度が高いわけではなく、またワクチンの臨床試験での発生率は一般的な発症率以下であったとのことです。

現状は顔面神経麻痺がワクチンによって引き起こされたという証拠はないとのことですが、引き続き注視されているところです。

頻度自体はとても高いというわけではなさそうです。

 

12 予防接種を受けた後もマスクは必要ですか?

この答えは「はい」です。

予防接種を受けた後も、マスクを着用する必要があります。

大多数の人が予防接種を受けるには時間がかかることと、ワクチンがウイルス感染を減らすかどうかもまだ未確定という状況があります。

予防接種を受けた人でもウイルスのキャリアーとして働き、他の人に感染を広める可能性があることも指摘されています。

そのため、多くが接種を受けるなどして集団免疫に達するまで、マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを遵守し、手を洗い、他の予防策を継続する必要があります。

新型コロナの集団免疫は人口の大部分が予防接種を受けたときに発生し、その状況に至ると感染症のまん延を抑制できるとされています。

集団免疫は、ほとんどの人が予防接種を受けている場合にのみ機能するとのことで、そこまではマスク生活は続きそうです。

 

まとめ

以上、よくある質問の12について今わかっていることを解説しました。

皆さんの良い決断・選択にこれらの情報がお役に立てば幸いです。

【他の参考文献】

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)のワクチンQ&A

 

【新型コロナ下で有用なパルスオキシメーターの紹介】

元々はこのドリテックのものが安く入手しやすいため、私も診療所で使っています。

医療現場ではNISSEIのものがしばしば使われていますね。

次の富士コンテックのものが売られている中では安価です。ただ製品としての機能は高価でも安価でもそれほど変わらないと思っています(個人的見解)。そのため、確実に届く、安い、この2点で選んで良いと考えます。

ある研究ではウイルス量を水より減らせる可能性があるとされる塩化セチルピリジニウム含有のうがい液は下記になります。

・G・U・M(ガム)の洗口液は塩化セチルピリジニウム含有です。

・パブロンうがい365も塩化セチルピリジニウム含有ですね。

うがい液の成分を確認してみてください。

 

 

 

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