がんや慢性の病気によるつらい症状や痛み、不安を和らげる緩和ケアを、患者さんとご家族に専門家の医師が提供する緩和ケア外来クリニック。病気の進み具合を問わず受診できます。遠隔診療(オンライン診療)にも対応しており、診療所は東京の椿山荘の近くにありますが、再診以降は全国どこにお住まいでもスマートフォン等を用いたビデオ通話で診察・処方を受けることもできます(処方を伴わない相談は初回から遠隔対応も可能)。緩和ケアといえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

緩和ケア・緩和医療

がん治療や緩和、終活で後悔しないためにまずやること

早期緩和ケアクリニック外来の緩和医療専門医(緩和ケア医)大津秀一が解説するがん治療や緩和ケアは時間との闘い

万事遅いが結構ある

最初にお伝えしておきますが、今現在診療中の方や近い過去に診療していた方を念頭に置いた記事ではありません。

緩和ケアの医師として、医師側の視点から今日は書きます。

正直にいって、

✕ 化学療法がもうできないとなる→焦って準備

これは良くありません。遅すぎます。

皆さんは、化学療法が全身状態不良で中止になった場合に、どれくらい残り時間があると思われますか?

 

支持療法の進化が生んだ新たな難しさ

緩和ケアや支持療法の進化は、ぎりぎりまで調子がよく見える(思える)患者さんを増やしました。

これは表裏一体で、「まだまだいける」という認識を良くも悪くも保持しやすい、ということになります。

「なぜ担当の先生は治療が終わりだなどと言うのか」

「まだまだ治療できるのに……」

そこから、非標準的治療のクリニックに走る(専念する)のは、良くない選択です。

実感とは裏腹に、病状は相当進行しています。

最近はステロイドをしっかり使っている場合も多いので、なおさらぎりぎりまで調子がよく見えます

それなので、いざ調子が悪くなると、以前は数ヶ月程度と目された余命が、週単位しか見込めない、ということは普通にあります。

そのような状況から身辺整理を開始するのは極めて困難です。

そして、2~3週程度しか残されていなければ、療養場所の選定だけでも手一杯で、「悔いの残らないようにやるべきことリストを挙げて実行する」ということが不可能なことは、容易に理解できると思います。

 

医療者も悩んでいる

したがって、患者さんは知る権利があるという立場からは、医師の見通しを伝えたほうが良いのは言うまでもありません。

けれども、多くの患者さんは希望を抱かれています。

この治療で良くなりたい、治りたい。

それは当然のお気持ちですし、その希望を奪うのも良いとは言えません。

希望は奪わずに、厳しい可能性もあるため準備を促す。

これは容易ではないことなのです。

 

知りたいのか知りたくないのかは本人が知っている

また難しいのは、知りたいのか、知りたくないのかは、ご本人の胸のうちにあるということです。

知りたくないという価値観もあるでしょう。

それなのに無理に伝えることは良いとは言えません。

もっとも、「何も伝えない」というのは問題だと思います。

何もわからないままに時が過ぎて、終わってしまいますからね。

いずれにせよ、知りたくないのに包み隠さず述べてご本人が傷つくことを、良心的な医療者は恐れるものです。

できるだけ早く、患者さんから「知りたいのか知りたくないのか」の意思表明・立場表明を行うと、(知りたかった場合に)伝えられるのが遅くなりすぎて間に合わなくなることや、知りたくないのに知らされるリスクを回避することができます。

医療者もいろいろと考えていますが、医療者任せだと遅くなってしまうかもしれません。

時は金なりの考え方からすると、自分でも積極的に考えを表明して、遅滞なく情報が伝えられる(あるいは伝えられないように先手を打つ)ことが重要でしょう。

このような時はこうしたいという希望もはっきり前々から伝えておくことは良いと考えます。

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