がんや慢性の病気によるつらい症状や痛み、不安を和らげる緩和ケアを、患者さんとご家族に専門家の医師が提供する緩和ケア外来クリニック。病気の進み具合を問わず受診できます。遠隔診療(オンライン診療)にも対応しており、診療所は東京の椿山荘の近くにありますが、再診以降は全国どこにお住まいでもスマートフォン等を用いたビデオ通話で診察・処方を受けることもできます(処方を伴わない相談は初回から遠隔対応も可能)。緩和ケアといえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

早期から根治まで・早期から最後まで 在宅緩和ケア・入院緩和ケアも対応

切れ目のない緩和ケア 早期から末期まで 早期緩和ケア外来の大津秀一クリニックは病院と同じ入院も含めた緩和ケアを提供します

2つの診療所と連携し、在宅緩和ケアおよび入院緩和ケアが可能です

当院は地域医療も大切に考えていますが、日本全国を見渡した時に、緩和ケアの医療者が不足している地域はまだまだ多くあることを認識した上で、「日本全国を診療圏」とすることを目的としています。

緩和ケアの傘が及んでいない地域をもカバーしたいという強い思いがあるためです。

また都市部であっても医療者とのめぐり合わせでは緩和ケアが受けられないことがあります。

そのようなケースでもしっかり緩和ケアを並行して提供できることが望ましいです。

そのため、外来を通して、その働きを行っていきたいと考えております。

しかし、ひとたび患者さんが、病気が進行され、在宅療養を受けたいという場合に、私の診療継続を希望された際のことが気がかりでした。

そこで、グレースホームケアクリニックさんと連携し、同院による在宅緩和ケアが提供されることは以前も紹介しました(なお同院は日本初の在宅末期心不全緩和ケアを、循環器科医+緩和ケア医で行うクリニックです。非常勤医として加わっています)。

東京23区・神奈川で在宅緩和ケアクリニックの傘を

しかし、まだまだ当院が提供するシステムには足りないものがありました。

 

それはいざという時の入院機能

緩和ケアで入院が必要になる時は、大きく2つあります。

症状緩和に入院が必要な時

例えば医療用麻薬を一度注射薬に切り替えて、適量を設定し(「タイトレーションする」と言います)、内服薬や貼り薬に切り替えて退院する、というような、症状緩和のための薬物調整を行う目的での入院があります。

最終末期の入院

最近は在宅サービスを用いて、できるだけ長く在宅で過ごす、というのが基本になって来ています。

緩和ケア病棟やホスピスも、長く入院すると入院料が減るように国が制度を設定しているため、緩和ケア病棟やホスピスも長期入院が難しくなっています

しかし、死期が迫ると、日常の立ち居振る舞いが障害され、これが入院の契機となる事例がしばしばあります。

「最後は病院で」という希望の方もおられますね。

 

症状緩和で必要な場合に。

最初から治るまで、あるいは経過とご希望によっては、最初から最後まで。

そのご要望にお応えするには、在宅機能の追加だけではなく、入院機能の追加も必要でした。

しかし当院は完全独立型の、緩和ケア外来専業クリニックです。

そして、もう一つの出会いがあったのです。

 

千歳台はなクリニックさんと連携しました

千歳台はなクリニックさんは、世田谷区の西部の千歳台において、院長の藤江俊雄先生のもと、精力的に地域の訪問診療や入院加療を行っておられる有床診療所(入院ベッドがあるクリニック)です。

同院と連携し、私が継続的に当院で拝見している患者さんで、ご希望がありかつ適応があった場合には、緩和ケア的な入院(症状緩和目的あるいは最終末期のケア目的)が今後お引き受け頂けることとなりました(★最初から緩和ケア入院を目的とされての当院及び千歳台はなクリニックさんへのご依頼はお引き受けしかねますので、その点はご了承のほど何卒よろしくお願い申し上げます。従前より早期緩和ケアクリニックで定期的に拝見している患者さんが入院適応と判断され、私の対応を希望される場合に限定されます)。

また週1回非常勤として勤務し、直接ケアを行うようにいたします。

緩和ケアは早期から根治まで、あるいは早期から最終末期まで行うのが良いものです。

しかしこれまで、それを1人の緩和ケア医がずっと関わるシステムは珍しいものでした。

切れ目のない緩和ケア 早期から末期まで 早期緩和ケア外来の大津秀一クリニックは病院と同じ入院も含めた緩和ケアを提供します

上の図の、最初から原因治療と並行した継続的な緩和ケアを、根治するしないを問わずに、最後まで

その体制が診療所連携で可能となりました

 

まとめ

手前味噌ですが、同一の緩和ケアの専門医師が、最初から最後まで関わることがシステムとして確保されているというのはあまりないと考えます。

もっとも、治療が原因としての状態変化や悪化の場合は治療を行っている病院に入院したほうが良いなど、ケース・バイ・ケースでの対応となります。お受けできないケースもあります。また私のクリニックで普段拝見している患者さんにおいての、諸判断となります。

ただ、治療が終了した後の、症状緩和目的の入院や、最終末期の入院に選択肢が生じたことは、病状進行期の緩和ケアにご不安を感じておられる方々にとって良いことなのではないかと存じます。

もちろん、希望があれば地域密着型の優れた在宅医や、緩和ケア病棟・ホスピスを紹介することもできます。

一方で、優れた臨床家を擁する千歳台はなクリニックやグレースホームケアのご支援を賜ることにより、私に一貫して加療をご希望されるようなケースでも、入院・在宅で対応することが可能となりました。

これでシームレスな(継ぎ目のない)緩和ケア体制が構築されました。

現状では準備中ですが、今後の展望として、通えない距離の患者さんで症状緩和に入院での治療調整が望ましいと考えられる場合等には、一時入院して頂いて薬物調整等を行って、以後遠隔診療でフォローアップさせて頂くなどの方策も考えております。

全ては、苦痛や不安に悩まれる患者さんとご家族のために

引き続き、早期からの緩和ケア普及のために、力を尽くしてゆく所存です。

 

当院の使命

緩和してもらえない”を撲滅する ―もう“早期からの緩和ケア”ができないとは言わせない―

遠隔診療を用いて、全国津々浦々まで緩和ケア専門医師の診察を

日本中どこでも、あなたと大切な方のお手元に緩和ケアを 

 

 

現在は、病院でも各専門家が関わって、一人の患者さんやご家族を支えることが当たり前になっています。

栄養のことは栄養のチームに、飲み込み(嚥下)のことは嚥下チームに、痛みや苦しみのことは緩和ケアチームに―。

 

この背景として、人を対象とする医学の深まりによって、一人の医師だけで患者さんの様々な問題を支えるよりも、むしろ多様な専門家をまとめ統合するところが主治医の重要な役割になって来たという医療現場の変革があります。

一人の医師ではなく、多様な専門家がチームを組んで、様々な問題解決にあたります。

今やこのようなチーム医療が当たり前であり、そしてまた、それが患者さんやご家族にとってよりメリットがあるのです。

 

在宅診療や外来診療においても、様々な専門家が、その特性を活かして一人を支える、ということが普通になって来ています。

不足している緩和ケアの専門家・専門医として、全国どこにお住まいでも、緩和ケア医が皆様を診療している医療チームに加わり、緩和ケアを提供することを、このクリニックは使命としております。

また緩和ケア診療経験豊富な(一般病院、大学病院、在宅医、高齢者療養施設訪問診療、ホスピスいずれも常勤従事歴あり)院長がすべての事例で対応することをお約束いたします。

 

苦しさに悩まれている方たちが、早い段階からそれが和らげられること

いつでも緩和、どこでも緩和

それを皆さまと一緒にめざしていきたいと考えております

何卒よろしくお願い申し上げます

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