がんや慢性病のつらい症状や痛み、不安の早期からの緩和ケアを末期に限らず専門医大津秀一が全国提供。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来クリニックで東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

緩和ケアの技術

末期がんの痛みを和らげる治療

早期緩和ケアクリニック外来の緩和医療専門医(緩和ケア医)大津秀一が解説する末期がんの痛みを和らげる治療についてです。

末期がんの痛みを和らげる方法について説明

私は緩和ケアの専門医(正確には日本緩和医療学会認定の緩和医療専門医)です。

2019年3月段階では日本に208名しかおりません。

そのためこのような情報について正確性が高い情報を提供できると考えます。

さて、ここをご覧の皆さんは、

〇自分ががんを患っていらっしゃってもし末期となった場合の痛みが心配・不安

という方や

〇ご家族が相当進行したがんを患っておられて現在進行形で苦しんでいらっしゃる

という方がおられるのではないかと拝察します。

専門家の立場から、この症状を和らげる方法について説明します。

 

余命がまだあと数日という場合ではないケースでの末期がんの痛み

このような場合は、痛み止めを組み合わせて使用することが必要です。

様々なデータがありますが、7割程度の患者さんは終末期までに痛みを自覚されると言われています。

逆に言えば、3割程度は痛みを自覚しないで最期を迎えられる方もいるので、そのようなケースは幸運です。

ただそれを自ら選ぶことはできない(たとえがん治療をしなくても、痛みが出る人は出ます)ので、出た時にそれをしっかりと対応できる医師にかかっていることが重要です。

医療用麻薬は命も縮めませんし、正しい使用法ならばボーっとしません。

モルヒネなどの医療用麻薬は意識を低下させる作用は強くなく、意識は「清明なまま」痛みだけを緩和する治療です。

ただし高度進行期のがんの痛みは、医療用麻薬だけでも不十分なことも多いため、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(商品名ロキソニン等)、鎮痛補助薬、その他の薬剤なども組み合わせます。

その痛みの原因によって望ましい薬剤が変わりますので、それは専門家の医師の腕の見せ所です。

時には、医療用麻薬の注射薬も用います。

医療用麻薬の注射薬は量の調節性が良く、したがって早く必要量を見つけることが可能で、また痛いときの追加投与の効果がもっとも速やかで、痛みの緩和には良い点が複数あります。

内服薬や貼り薬の医療用麻薬でも効果が不十分な場合は、注射薬での痛み緩和を図ったほうが良いでしょう。

医療用麻薬の注射薬は使用に慣れている医師とそうではない医師、あまり使いたがらない医師もいますので、もし在宅で緩和ケアを受けるときには、事前にそれを行っているかどうかを尋ねると良いでしょう。

「必要ならば使います」と保証してくれる医師のほうが安心できると考えます。

 

余命が数日の痛みは、普通の痛みではない可能性 せん妄から

一方で、余命が数日という末期中の末期の場合は、見た目が痛そうで、「痛いですか?」と尋ねて頷くからといって、単なる痛みと捉えてはいけません

最近、せん妄という言葉が一般にも知られるようになってきました。

このせん妄は手術後などに起こることが知られていますが、末期にも相当な割合でせん妄になっている人がいることが知られています。

がんの終末期の場合は8~9割という見解もあります。

せん妄が厄介なことは医療用麻薬が効かないことです。

むしろ医療用麻薬の過量もせん妄のリスクを高めます。増やしすぎは厳禁です。

けれども痛み自体もせん妄を増悪するとされていますから、明らかに痛みなのに医療用麻薬の手控えをするのも妥当ではありません

この微妙なバランスを調節するのが、専門家の腕の見せ所です。

そして現状、世界中のどこででも、終末期のせん妄を意識を清明なままに完全緩和する方法はありません

不良な全身状態が脳に影響してのものなので、おおもとが断てないですから、完全回復もないのです。

あまりにもせん妄状態からの苦痛が強いようならば、鎮静薬を使って、意識が低下することで苦痛を緩和する方法が唯一の方法となります(※安楽死とは別で命を縮めませんので、混同しないようにしてください)。

 

まとめ

「末期がんの痛み」という言葉で検索すると、末期がんでもあきらめないとする治療が出て来ます。

注意しなくてはならないのは、緩和ケアの専門家は「圧倒的に少ない」ということです。

非標準治療の施設に緩和ケアの専門家がいることは稀です。

先述したように、末期がんの鎮痛薬(痛み止め)の調整は極めて繊細な作業です。

多すぎても、少なすぎても問題です。

そして患者さんの痛みが純粋な痛みでなければ(せん妄等からならば)、鎮痛薬を使わないことも十分あり得ます。

一般的には、緩和ケア病棟やホスピスでの複数年の勤務歴があれば、微調整の経験やその他の技量に関してある程度の保証はできるでしょう。

末期がんの痛みを和らげるためには、しっかりとした緩和ケアの専門家とつながることが重要であり、早期緩和ケア外来は(高度にがんが進行した場合には)そのような医療者とつなぐ役割も有しているのです。

 

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