早期からの、がん治療と併行した緩和ケアの礎となった論文(Temel JS, NEJM, 2010)においては、毎月の緩和ケア部門受診が、そうではない群と比較して、生命予後が有意差をもって長いことにつながっていました。
1ヶ月に1回、ということです。
もっともこれは海外の研究で、非小細胞肺がんを対象としたものであり、皆様の受診頻度に関してぴったりと当てはまるわけではありません。とはいえ、一つの目安程度にはなろうかと存じます。
皆様の状況や諸条件によっても、どれくらいの利用頻度が望ましいかは差があると考えられます。
受診時は皆様と話し合って、望ましい利用間隔を考えていきたいと思います。