元々は痛み止めではない用途で使用されている薬剤で、実は痛みにも効く薬があります。
それらを鎮痛補助薬と呼びます。
どうしてこのような薬が必要になるかと言うと、例えば神経障害性疼痛(神経の痛み)などにはしばしばモルヒネ等の医療用麻薬が力不足な場合もあるからです。
そのような場合に、医療用麻薬等と協働して効果を発揮して痛みを緩和する薬剤が、鎮痛補助薬です。
例えばけいれんを抑える薬剤や、うつの薬等が、痛みを和らげるメカニズムを有しており、必要に応じて併用することが良いです。
これらの薬剤も、眠気を出したりなど、様々な副作用を来すことがありますから、使用法には知識と経験が重要になります。