★新しい緩和ケアの考え方
最近の緩和ケアの考え方は、緩和ケア=終末期、というものではなく、病気に対する治療と並行して行っていくこととされています。
考えてみれば当たり前のことですが、苦痛や不安にさいなまれていると、本来の生きる力に影響を与えてしまうこともあり得るかもしれません。
そこで、緩和ケアを病気に対する治療と並行して行うことが重要となります。
ただ専門家が非常に少ないですから、実際に並行して行ってゆくことは容易ではありません。
そこで、当クリニックを活用して頂ければと考えます。
主担当の医師は変わらずに、あくまで症状緩和という側面で院長が関わります。
この「並行」というのが重要ですから、片方に絞ろうということはやめて頂いたほうが良いと存じます。
実際に、緊急時の対応で頼りになるのはかかりつけの病院や、訪問診療で来てくれている医師です。したがって、その関係は引き続き大切にしてほしく存じます。