★がんの支持療法と緩和ケアはどう違うの?
がんの支持療法とは、がんによる症状や、治療による副作用を予防・軽減するための治療です。
がんサポーティブケアと呼ばれることもあります。
支持療法には、例えば、抗がん剤の副作用での血球減少に対しての輸血なども含めた治療、抗がん剤の副作用の吐き気に対しての制吐剤使用等も含まれます。
ただ「がんによる症状」も支持療法には含まれますので、症状緩和も支持療法のうちに入ります。
このように支持療法と、緩和ケア・緩和医療は重なるところがあります。
一般には、支持療法は、がん治療の副作用への対処が含まれることが特徴ですし、緩和ケアは終末期の対処や看取りのケアなども含まれることが、違いと言えます。
ただし両者は似ているといえば、似ています。
院長は支持療法・緩和ケア双方ともに経験がありますので、区別を気にされず、ご相談ください。