★AYA世代のがん
AYAとはAdolescent and Young Adultの略で、15~30歳前後までの思春期・若年成人のことです。
成長期、あるいは社会との関係を構築してゆく途上にがんと向き合うことになるので、様々な支援が必要になります。
どの年代の患者さんにおいても、医学的な側面ばかりではなく、社会的な側面など、多様な視点から全人的に関わることが重要です。
とりわけそれが必要なのがAYA世代の患者さんです。
そしてまた当然のごとく、AYA世代へも緩和ケアが大切です。
治療と並行して、身体や心、社会的な面、時には成長にも配慮しながら緩和ケアを行ってゆくことが不可欠となります。
国のがん対策推進計画(第三期)でも、AYA世代への支援推進が盛り込まれています。
また、AYA世代のがんを患う方の場合、ご両親が健在であることが多いでしょう。
ご両親にとっても、それは容易ではない体験だと拝察します。
一方で、患者さんがまだ小さいお子さんを育てておられたりなど、子供に関する問題もあります。
このように配慮しなければならないことはとても多いです。
患われている方は、多様な問題に直面し、何とか解決しようとされているのではないでしょうか。
医療者に相談することで、もしかするとより良い解決策が見つかったり、少しだけ気が楽になったりすることもあると思います。
患われている方はもちろんとして、ご家族(ご両親等)からのご相談も受け付けております。
下記でもAYA世代のがん・若年者のがん(進行がん等)について解説しています。