早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

痛み 緩和ケア

慢性の痛みと抗うつ薬の新研究結果! 早期からの緩和ケア外来

がんの痛みはどうすれば良いかの3つのポイント

慢性の痛みに抗うつ薬が効くことは知られていますが、その痛みの種類や原因にもよります。

今回新しい研究で下記のことがわかりました。

【以下内容】

慢性痛への抗うつ薬の効果(BMJ)
諸研究を分析

・背部痛
・術後痛
・線維筋痛症の痛み
・神経障害性疼痛
の緩和で中等度の証拠(セロトニン-ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

一方
・膝関節症の痛み
・坐骨神経痛
等効果証明が微妙なものも

抗うつ薬が痛み緩和に有効な病気への適正使用が大切と示唆

全般的には慢性の痛みへの抗うつ薬による有効性をある程度示している結果の痛みもあれば、そうでもないものも結構あるとする内容(痛みの種類により違いあり)

痛み治療は病態に合った適切な薬剤を選択するのが大切という普段の臨床における実感に合致する内容でもある

【以上です】

出典はこちらです。

https://www.bmj.com/content/380/bmj-2022-072415

大切なのはやはり「合った痛み」に使うこと。

例えば、乳がん治療で使用するアロマターゼ阻害剤からの痛みに関しても調べられていますが、こちらは科学的証拠な証拠としては低水準。

坐骨神経痛に関しては、はっきりと示せていないという状態でした。

効かない病態に使用しても、それは副作用があるだけ損ということになります。

やはり慢性痛に関しては、ペインクリニックの医師や緩和ケア医などの痛みの専門家に相談することを考えるのが好適でしょう。

さらに重要な注意点として、もともと双極性障害などの病気がある場合は、痛み治療に抗うつ薬を用いることで、双極性障害が悪化する場合がありますので、ご自分の病歴をしっかり担当医に伝えることも重要になります。

あと最後に重要なことを一つ。

痛みにはいろいろとできることがあります。諦めないでまずは専門家に相談してみましょう。特にがんの痛みの場合はすぐに専門家(緩和ケア医)に相談すべきです。我慢しても良いことはないので速やかに対処してもらうことにしましょう。

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