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花粉症 緩和ケア

花粉症の症状緩和法 がん患者の場合と新薬も解説 

花粉症とがん患者と症状緩和を緩和ケア医が解説

花粉症のたけなわの時期 困るのはがんのあるなしを問わず

本稿執筆時の4月は、花粉症がたけなわの時期です。

下記の花粉症カレンダーでも、今は真っ赤

花粉の時期はいつから・いつまで? ~花粉カレンダー~

スギとヒノキの花粉が飛び交う香ばしい時期です。

俗説では、「花粉症にかかる人はがんになりにくい」というものがあるらしいですね。間違いですね。

免疫が一緒くたに考えられていた頃の遺物なのでしょうね。

外来に通われているがんの患者さんも、花粉症の方は困られています。

もちろん化学療法の実施数日は、吐き気止めのステロイドの効果で、花粉症の症状も多少は抑えられることもあるようですが、ステロイドは連用しないので、数日後からは普通通りに戻ります。

それなので、困っていらっしゃるのは腫瘍がない方も、腫瘍の患者さんも変わりありません。

 

担当医によっては花粉症治療でこんなことも……

というわけで、がんの患者さんも、花粉症には困っています。

ところが、こんな話も……。

「先生、担当医に花粉症の薬について相談したのですが、よくわからないって……」

専門分野が違うので、なかなか対応してくれないとのことなのですね。

「外科医だからわからないって言われてしまって……出されたのがポララミンで眠くて……」

ポララミンは前庭神経系が原因の吐き気には良いですが、抗アレルギー薬としては眠気が強いですね。

 

花粉症治療の新薬の紹介

花粉症の薬剤はこの数年でいくつかの新薬が加わりました。

貼る抗アレルギー薬のアレサガテープも出ています。

眠気がとても少ないビラノアやデザレックス、新しい作用機序(抗ヒスタミン作用+抗 PAF<platelet activating factor:血小板活性化因子>)のルパフィンも使用可能になっています。

各薬剤(アレサガテープ以外の比較はこちら)

ルパフィンは鼻症状へのさらなる効果が期待できる一方で、眠気などは相対的には強いようですね。

眠気はできるだけ控えたい場合、そして運転が必須の患者さん(地方などではしばしばありますね)は、ビラノアやデザレックス。

あと、運転はアレグラとクラリチンも大丈夫ですね。

眠くても鼻症状を少しでも軽減したいならばルパフィン。

貼付薬がよければアレサガテープ。

このように選択肢が生まれたのは良いことだと思います。

患者さん側も、希望する緩和の内容を医師に伝えることが大切でしょう。

 

鼻症状にはステロイドの点鼻薬

鼻症状に関しては、なかなか抗ヒスタミン薬だけで緩和が不十分なこともありますね。

その際は、ステロイドの点鼻薬の併用が良いでしょう。

アラミストやナゾネックスなどが代表的ですね。

両薬も違いはあれど、実質的な差はそれほどではないと言われています

全身への作用はほぼないとされ、ある程度安心して使用できるでしょう。

 

舌下免疫療法(SLIT; Sublingual Immunotherapy)やアレルゲン免疫療法との兼ね合いは

日本のサイトで舌下免疫療法やアレルゲン免疫療法は、がんの患者さんは禁忌とされているものが多いです。

ただ、アレルゲン免疫療法後に改善していたにもかかわらず、がんと診断されたため治療の中断を余儀なくされ、花粉症等が再増悪し、生活の質に影響しておられる方もいます。

海外でも禁忌と記されているものもありますが、下記のサイトなどは公平な記述で参考になります。

Clinical contraindications to allergen immunotherapy: an EAACI position paper

上によると、禁忌とされているガイドラインはあるが、特に科学的な根拠が強いわけではなく、理論的・安全上・倫理的な理由などからそうなっていると指摘されています。

「No controlled studies about the effectiveness or risks of AIT(筆者注;アレルゲン免疫療法) in these patients are available」

と書いてあり、根拠が強い研究を欠いているので、正直どうなのかなと思います。

アレルゲン免疫療法を施行する医師とよく相談する必要があるでしょうね。

 

まとめ

がんでも長生きする時代となり、病気の期間を通じて生活の質が上がるように配慮することが大切です。

花粉症等のアレルギー性の症状は生活の質を損ねますから、しっかりと緩和するのが良いでしょう。

がん治療は専門的ですから、どうしてもかかりつけ医的なアプローチが不足しがちな側面は否めません。

またがんの担当医が内科的な側面に詳しいとも限りません。

なかなか複数の医師にかかるのも大変だと思いますが、かかりつけ医や早期緩和ケア医などのプライマリ・ケアに通じている医師を併診につけることは有効だと考えられます。

がんになっても、なっていなくても1分でも長生きする方法を本にしました。

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