がんや慢性病のつらい症状や痛み、不安の早期からの緩和ケアを末期に限らず専門医大津秀一が提供。全国相談可オンライン対応緩和ケア外来クリニックで東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。再診以降は全国どこにお住まいでもスマートフォン等を用いたビデオ通話で診察・処方を受けることもできます(処方を伴わない相談は初回から遠隔対応も可能)。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

がんと精神・心理

がんで無理に笑顔は不要 希望とポジティブと命の長さの関係

笑顔だと免疫が上がると世間は言うけれど……

「笑うと免疫に良い」等と巷では言いますね。

自然に笑顔になる機会が多いのは言うまでもありません。

ただ、「笑わなくちゃ」「そうしないと免疫が下がる」と強迫的なまでにポジティブにいようとするのも考えものです。

結論から言えば、無理に明るくする必要は全くありません。

 

人間いつでも明るくいられないもの

特に病気がなくても、いつでも良いことがあるわけではありません。

病気になると、より深刻な命に関わる問題で、良いことがある場合もあれば、そうではない場合もあるでしょう。

良くない出来事があった時は、当然ネガティブな気持ちや不安が出るものです。

それに蓋をするということは、無理をしていることに他なりません。

面白い研究があります。

2016年の論文で、化学療法を受けている転移がある大腸がんの患者さんで、希望やポジティブさが、命の長さに影響するかを調べたものです。

Hope, optimism and survival in a randomised trial of chemotherapy for metastatic colorectal cancer.

うつは命が短くなる方向に作用することがわかりました。

一方で、多変量解析という解析の結果として、楽天的であることや、希望に満ちあふれていること、その逆に不安があること、これらは余命に影響しなかったのです。

要するに、無理して明るくする必要はこれっぽっちもないし、逆に不安があるからと言って命が短くなるわけでもないということです。

 

参考になるアメリカがんソサイエティの記載

アメリカがんソサイエティの下記の記載も役立ちます。

Attitudes and Cancer(英語)

Does a positive attitude affect cancer?(ポジティブな姿勢はがんに影響する?)

というドンピシャの項目があります。

例によってGoogle Chromeの日本語訳を使ってみましょう。

下記のように書いてあります。

”癌を持つ人々とその家族は、病気に対する感情的な反応について罪悪感を感じるかもしれません。彼らは常に「良い態度」を保つよう圧力を感じるかもしれませんが、これは非現実的です。このプレッシャー感は、自分自身の中、他の人々、またはその両方からもたらされる可能性があります。悲しみ、うつ病、罪悪感、恐怖、および不安はすべて、重大な人生の変化に対処するための悲しみと学習の通常の部分です。これらの感情を無視しようとしたり、それらについて他の人と話したりしないと、がん患者は孤独を感じることがあります。それはまた感情的な苦痛を悪化させる可能性があります。そして、何人かの人々は、彼らが「前向きなままでいられない」ときに罪悪感を感じたり非難したりします。

これらの同じ方向に沿って、多くの人々は心の力が深刻な病気を制御することができると信じたいです。これは人が深刻な病気の危険からより安全に感じることができる慰めの信念です。それが本当であれば、あなたは癌が成長するのを止めるためにあなたの心を使うことができます。しかし、そのような信念の悪い面は、癌を持つ人々がうまくいかないとき、彼らは彼ら自身のせいになるかもしれないということです。

態度と生存についてもっと知るために、研究者たちは頭頸部癌患者1000人以上の感情的幸福を調べ、それが生存に影響を与えたかどうかを調べました。時間の経過とともに、感情的幸福が高いと評価された人々は、低いスコアの人々と比較した場合、癌の成長や寿命の長さに差は見られませんでした。癌がどのように発生し、増殖するかについて私たちが現在知っていることに基づいて、感情が癌を引き起こしたり、それが成長するのを助けることができると信じる理由はありません。”

大意はつかめると思います。

◯ネガティブな感情も適応のためには必要で、それを無視したり誰かと共有しなかったりすると孤独になること

◯ポジティブでないとがんが悪くなるという思い込みは、もしがんが悪くなると、自分が悪いと自責の念を抱くという弊害があること

ネガティブな感情や不安ががんを発生したり増悪させたりは証拠がないということ

要するに、無理して笑っても命は延びない、と言えるでしょう。

 

心の健康に意識的に

試験に落ちた人に、「笑いなさい」という人はいないでしょう。

それなのにいざ自分のこととなると、無理して自分を追い込んでしまう方がいます。

私も何千人も診療していますが、安心してください、笑顔を貫徹した人はいません。

そしてそれは思われている以上に不健康で、弊害がある可能性があります。

大切なのは自然な感情を信頼できる人や医療者に出すことです。

その作業を通して、ネガティブな感情とも向き合い、私たちは少しずつ歩き始めるのです。

そして歩みを止めたり、下がったりしても良いのです。

そのように臆病でもありそしてとても勇敢でもある、それが人であることを忘れないで頂ければと思います。

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