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がんと精神・心理

がん再発をすぐ発見可能な画像検査・腫瘍マーカーの間隔

がんの再発の早期発見と検査の間隔について解説しています

再発をすぐ発見可能な画像検査・腫瘍マーカーの間隔が不安

「先生、どれくらいの間隔で画像検査や腫瘍マーカー計測をすれば良いんでしょうか?」

「どうしてですか?」

「早く発見して対処することで、大事に至らないようにしたいんです」

「そうなんですね」

「だから、検査が空くと不安で不安で……」

しばしばあるやり取りです。

皆さんはどう思われますか?

どれくらいの間隔が適当だと思いますか?

 

実は再発の早期発見は意味がないことも多い

「実は再発の早期発見は意味がないことも多いです」

そんなことを聞かれると驚かれる方も多いでしょう。

しかし、これは事実です。

例えば卵巣がんの腫瘍マーカーCA125に関しては下記のような研究があります。

引用;卵巣がんの初発治療後は腫瘍マーカーに翻弄されないことが重要

CA-125の上昇(正常値上限の2倍以上)を再発とみなして早期に治療を開始した場合(早期治療群)と、腫瘍マーカーの上昇に加えて画像検査等による再発腫瘍の確認を待ってから治療を開始した場合(治療遅延群)とを比較しました。

CA-125の測定は3ヶ月ごとです。

早期治療群は、治療遅延群より4.8ヶ月早くセカンドラインの抗がん剤治療を開始されています(サードラインの抗がん剤治療も4.6ヶ月早い)。

早期に治療を開始しているので、一見見通しが良くなったと思われるかもしれません。

ところが……

早期治療群と治療遅延群では、全生存率に差が見られなかったのです(ハザード比=1.00、95%信頼区間 0.82-1.22、p=0.98)。

しかも益がないばかりか、デメリットも観察されました。

生活の質が良い期間は、早期治療群は中央値7.1ヶ月で治療遅延群は同9.2ヶ月。

早期の治療開始は治療期間が長くなることとなり、治療による副作用や精神的な苦痛が増加したとのことなのです。

 

再発のための頻繁な検査が無意味なのは乳がんでも

卵巣がんにおける腫瘍マーカーCA125の軽微な上昇による早期治療導入が無意味であることを指摘しましたが、同じことは乳がんでも指摘されています。

乳がんは、患者さんのための平易なガイドラインがオンラインでも利用できます。

その中に、次のようなドンピシャの記事があります。

Q36.手術後の経過観察は,どのように受けたらよいでしょうか。

引用します。

「厳重に検査を受けて再発を早期に発見し早期に治療しても,症状が出現してから治療を開始しても,その後の生存期間には変わりがないことがさまざまな研究で明らかになっています。(略)再発乳がんの治療は,進行を抑えたり症状を和らげたりすることを目的に行いますので,再発を早くみつけて早く治療を始めても治療効果が高くなるわけではありません。したがって,再発の早期発見よりも,再発の芽が潜んでいる可能性のある手術後に,しっかりと再発予防目的の治療を受けることが重要です」

乳がんにおいても、再発の早期発見は意味が乏しいと記載されています。

すなわち再発を早期に発見しようとして密に画像検査を行うことは意味がないのです。

腫瘍マーカーに関しても同様です。

Q37.腫瘍マーカーとはどのような意味があるのでしょうか。

「腫瘍マーカーは100%正確にがんの再発を示すものではなく,腫瘍マーカーの数値が高くなったとしても必ずしもがんが再発したということではありません。一方,腫瘍マーカーの上昇がなくても再発している場合もあります。したがって,腫瘍マーカーの役割はあくまでも補助的なものです。(略)
腫瘍マーカーは結果が数値で表れるため,患者さんにとっては比較的わかりやすいものですが,腫瘍マーカーだけで何かがはっきりわかるわけではありませんので,数値に一喜一憂しないようにしましょう」

わかりやすくまとまった記載ですね。

ただ「反対側に新たにできた別の乳がんや,温存された乳房の中など手術した部位の近くにがんが再発した場合は,早期に発見することが適切な治療に結びつきます」とありますから、セルフチェックを適宜行うことは考えられるでしょう。

 

ではどうしたら良い?

そうは言っても、やっぱり不安だという皆さんもいるでしょう。

確かに、なかなか難しい問題です。

ただ、その時点でできる治療を行っているのならば、やれることはやっていると言えます。

また生活習慣の改善など、取り組めることもいろいろとあります。

考えないようにするというのは難しいので、他に集中して取り組めることを増やしたり、運動に励んだりするようにして、再発の不安が意識に上る時間を少しずつ減らすということも考えられるでしょう。

がんになっても、なっていなくても1分でも長生きする方法を本にしました。

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