早期からの緩和ケアとは
皆さんは、早期からの緩和ケアって何か? どんな良いことがあるのか? 疑問を感じておられるかもしれません。
現在日本における早期緩和ケアとは、一般には転移があるがんの患者さんが、診断されたらすぐに、必要性を感じているいないにかかわらず(かかりたくなくても)、定期的に緩和ケア外来等を受診することです(※なおがん以外の患者さんも対象になります)。
他にも、進行がんと診断されたときから、上記と同様に、定期的に(かかりたくなくても)緩和ケア外来にかかるという範囲まで含まれる研究もあります。
ではかかりたくなくても緩和ケアに早期からかかってどんな良いことがあるの?
メリットは、下記のように様々な研究で明らかになっています。
と示され、
診断時からの早期緩和ケア定期受診で1年生存率が向上する【遠隔相談で】
他にも
早期からの緩和ケア定期受診研究2 家族の精神的苦痛が減りうつも改善
などがあります。
私だけが言っているならば怪しいですが、このように世界的な比較研究で効果が指し示されているのです。
今回動画でも解説しました
いやいや、上の記事をそんなにたくさん読むのはしんどいよ、という方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。
今回私の『緩和ケアちゃんねる』(YouTube)動画でも解説しました。
情報をお金で買うということ
「受診はお金がかかるけれども、情報がお金で買えるというのはメリットだよね」
そのようなご意見もありますね。
そう、本当にその通りだと思います。
実際、貴重な情報は様々な理由からオープンにされていないことも多いですね。
回り道することによって余計にお金がかかったり、時間がかかって体を酷使してしまうこともあるでしょう。
実際、海外では総出費の減少まで研究されています。
早期緩和ケア外来が目指すもの 出費・費用の減少「トータルで安上がりに」
結論として、早期緩和ケア外来はメリットが多いと考えます。
またもちろん痛み止め等の症状緩和薬の使い方にも水準差がありますから、鎮痛療法・症状緩和治療に手慣れた医師にかかりたいものですね。
がんになっても、なっていなくても1分でも長生きする方法を本にしました。
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