早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

緩和ケア 病院 入院

緩和ケア病棟・ホスピスの入院期間 入院患者の平均在院日数は?

早期緩和ケアクリニック外来の緩和医療専門医(緩和ケア医)大津秀一が解説する緩和ケア病棟・ホスピスの入院期間は?

【2020年1月30日更新】本年度から平均入院日数が30日未満でないと低い診療報酬となるという条項が撤廃されるとのことで、一般的には歓迎すべき変化と言えるでしょう。その点を追記しています。

緩和ケアの病棟・ホスピスの入院期間は?

皆さんはどれくらいだと思いますか?

なお、日本では医療的には緩和ケア病棟もホスピスも同じです。

2011年くらいだと、40日だったのですね。

2013年緩和ケア白書

国立がんセンター東病院のHPには緩和ケア病棟の全国の平均在院日数は32日とあります(2019年7月確認。1月確認時は36日でしたので短縮傾向があるのでしょう)。

病院によっては様々なデータを公表していますから、例えば日赤は腫瘍別の入院期間も公表しています。

やや肺がんが長めなのは、呼吸器症状が問題となるからとうかがわれます

 

緩和ケア病棟・ホスピスは政策として入院期間が短縮方向性となっている

他で紹介したように、緩和ケア病棟に長く入院すると、病院の得られる報酬は下がります。

参考;日本で緩和ケアを受ける費用(参考)

さらに、前回の診療報酬改定で、これまで1つだった緩和ケア病棟の入院料が2つになりました。

参考;緩和ケア病棟入院料の施設基準

13)以下のア及びイを満たしていること又はウを満たしていること。
ア 直近1年間の当該病棟における入院日数の平均が30日未満であること。
イ 当該病棟の入院患者について、以下の(イ)から(ロ)までの期間の平均が 14 日未満であること。
(イ)4)の医師又は当該医師の指示を受けた看護職員から説明を受けた上で、患者等が文書又は口頭で入院の意思表示を行った日
(ロ)患者が当該病棟に入院した日
ウ 直近1年間において、退院患者のうち、次のいずれかに該当する患者以外の患者が15%以上であること。
(イ)他の保険医療機関(療養病棟入院基本料、有床診療所入院基本料及び有床診療所療養病床入院基本料を算定する病棟及び病室を除く。)に転院した患者
(ロ)同一の保険医療機関の当該入院料にかかる病棟以外の病棟(療養病棟入院基本料を算定する病棟を除く。)への転棟患者
(ハ)死亡退院の患者

先日も下の記事で紹介しましたね。

ホスピス費用シュミレーション

「入院日数の平均が30日未満であること」という条件があるのですね。

★なおこの条件が、2020年度から撤廃されるようです。私も含めて緩和ケア医らが働きかけたためで、無理な追い出しが減ることが期待されます。

あるいはそれが満たせない場合、上のウの項目はわかりづらいですが、要するに在宅に帰る患者さんが15%以上もいないといけません

というわけで、長く入院すると診療報酬の減額……という第一陣に続いて、入院期間がおしなべて長かったり、在宅に帰る患者さんが少ないと、安い報酬となってしまうことになりました。

現在、病院の経営はどこも厳しいです。

いたずらに安い報酬とするわけにはいきません(やっていることは同じなのに、安くなってしまいます)。

それなので、緩和ケア病棟を持つ病院は、「早く退院させる必要性」が出てきてしまいました。

どうやったら、早く退院させられると思いますか?

 

緩和ケア病棟の入院期間の短縮のためには?

皆さん、わかりましたか?

①亡くなる患者さんの場合は、亡くなるぎりぎりに入って頂く

②元気になった患者さんは、即在宅に帰って頂く

という解決策になるのです。

実際、現場はそういう動きとなっています。

①と②を達成するためには、どうしたら良いでしょうか?

……おわかりになった方は、鋭いです。

そう、訪問診療医の先生と密に連携し、ぎりぎりまで家にいられるようにする、あるいは元気になったらすぐに在宅移行して診てもらう、とするのですね。

それなので、緩和ケア病棟は在宅医・訪問診療医との関係を深めています。

 

緩和ケア病棟の入院期間が短くなることの問題点は?

現状は、国の社会保障費は増大しています。

医療費も多いです。

それなので、できるだけ医療費を抑えようとする目的ももちろんあるでしょう。

そのため政策として、在宅医療が推し進められてもいます。

考えようによっては、(特に都市部では在宅医療機関の充実に伴い)ぎりぎりまで在宅で過ごせるようになっているとも言えるので、良いかもしれません(※ただ在宅医の緩和ケアスキルの差異の問題は存在するでしょう)。

問題は、本当は緩和ケア病棟やホスピス等の病院で早めから入所して(なるべく家族への負担を軽くして等)最期を迎えたい……という希望を持っている方には、制度が合致していないという点です。

 

緩和ケア病棟・ホスピスの入院期間のまとめ

全国平均では30数日ですが、最近は都市部の病院を中心に、10数日の施設も増えています。

以前は、終の棲家というイメージがありましたが、最近は「症状の緩和を行い、また在宅に帰す場所」「ぎりぎりまで在宅生活を送ってもらって、本当に最後に入院して頂く場所」に変化してきています。

これを知っておくと、様々なことが理解できますし、役に立つと考えます。

 

 

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