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医療用麻薬

医療用麻薬と麻薬のモルヒネの違いと知らないとまずい情報

医療用麻薬と麻薬のモルヒネの違いと知らないとまずい情報を解説

麻薬と医療用麻薬はまるで別物、間には越えられない壁がある

医療用麻薬を2000人以上に処方してきた、がんの痛みの専門医師が解説します。

がんの患者さんの痛みに、医療用麻薬を用いても、一般でいう中毒(やめられない止まらない。依存と言います)にはならない、というのは20世紀の大きな発見でした。

正確に言えば、もっと昔からそれが認識されていたことが、20世紀に全世界に広がったということになります。

一方で、麻薬。

麻薬は、一般に違法薬物を指し示す言葉です。

ところが―

医療現場では、イリョウヨウという六文字を付けるのが面倒くさいのか、少なくない医療者が麻薬、麻薬と呼称します。

もっともここを興味を持って覗いておられるような医療者の方は、そこらへんは注意してくださっているのではないかとは思います。

少なくとも、麻薬と呼ぶのは、医療の資格を持っている職種の方にはやめてもらいたいものです。

 

 

麻薬と医療用麻薬、どう違うのか?

一言でまとめてみようと思います。

◯麻薬・・・「違法」「使用目的は快楽」「中毒(★依存のこと)になる」「量は好きに使用するので、耐性ができる(★同じ量で効かなくなる)」「自己判断で量を増やすので死の危険もある」

◯医療用麻薬・・・「合法」「使用目的は痛みや息苦しさの緩和」「中毒(依存)にならない」「量は医師が設定するのでむやみには増やさず、耐性ができにくい」「適切な使用では死のリスクはないと言って差し支えない」

これだけの違いがあります。

見て頂ければわかりますように、だいぶ違います。

それなので、同じモルヒネと言っても、(違法の)「麻薬」と「医療用麻薬」では天と地ほど違いますし、そこには越えられない壁があります

したがって、それらを同一視すべきではありません。

 

ニュースでも、麻薬と医療用麻薬はごった煮

モルヒネなどの医療用麻薬は、オピオイドと呼ばれます。

脊髄や脳などに存在するオピオイド受容体というところに作用して、薬効を発現します。

「麻薬」としてのオピオイドは、精神依存を形成する危険な薬剤です。

それなので、違法薬物の毒性というような表を見ると、依存には+マークがいくつも付いています。一方で管理された処方薬の医療用麻薬では精神依存を起こさないのです。

違法薬物は、覚醒系と鎮静系がありますが、モルヒネなどのオピオイドは鎮静系です。

それなので、だるさを改善するためというような目的には向いていません。眠くなってしまいます。

相当な過量を用いれば、呼吸が抑制されて呼吸回数が非常に少なくなり、また意識レベルも低下します。

違法薬物のオピオイドで有名なのは、ヘロインです。

映画の『ブレイキング・バッド』でも登場人物がヘロインの過量で亡くなる様子がリアルに描かれています。

このようにならないように、管理されて用いられるのが医療用麻薬です。

ただ流れているニュースは、麻薬の(医療用麻薬ではなく)ニュースも多いので、麻薬のニュースを例えばご自身が使っているあるいは勧められている医療用麻薬と同一視しないことが大切です。

それらは別物だからです。

 

 

医療用麻薬の正しい情報一覧

知っている方は知っているし、知らない方は知らない。

そんな医療用麻薬の正しい情報をまとめました。

◯意識を低下させて苦痛を緩和するのではない(痛みの伝達を妨げる)

◯全ての痛みが消えるわけではない(例;手をぶつければ痛い)

◯がんの痛みの場合はくせにならない

◯使えば使うほど効かなくなるわけではない

◯痛みの原因がなくなれば、当然やめられる

◯増やさないと効かないことも多い。こわごわ使うのも良くない

◯人格は変化しない(★むしろ痛みが緩和されると、元の良い状況に戻ることも)

◯ハイテンションにはならない

◯がんの痛みに使う場合、死を早めたりはしない(命の長さは不変)

◯基本内服。モルヒネは「打たない」(★飲めなくなれば注射を使うこともあります。注射だから副作用が強いということもありません)

◯ほぼ確実に出る副作用は・・・便秘

上記となります。

意外に多くの方が、ボーッとさせて痛みをわけわからなくさせている・・・的なイメージであることが認められます。

ジャストな量に調節されれば、ほとんど日常生活には問題は起きません。仕事をされている方も多くいます。もっとも便秘はしばしば問題になりますが。

重要な情報として、「適切に増やさない効かない」という点があります。これも誤解が多いです。

いずれにせよ、2000人以上に医療用麻薬を処方してきましたが、安全な治療です。特に専門家に管轄してもらえば、です。

心配な点は、医師だけではなく、薬剤師や緩和ケアの専門看護師(がん専門看護師、認定看護師)などにもよく尋ねて、納得して治療を受けて頂くことが大切ですし、そうすれば良い効果を得られやすくなるでしょう。

 

 

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