がんや慢性病のつらい症状や痛み、不安の早期からの緩和ケアを末期に限らず専門医大津秀一が提供。全国相談可オンライン対応緩和ケア外来クリニックで東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。再診以降は全国どこにお住まいでもスマートフォン等を用いたビデオ通話で診察・処方を受けることもできます(処方を伴わない相談は初回から遠隔対応も可能)。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

緩和ケアクリニック院長より

しゅんしゅんクリニックP「お薬言えるかな?」歌詞と薬解説

今日は真面目に肩の力を抜いた内容です(たまには)。

 

話題のしゅんしゅんクリニックP

群馬大学医学部卒業の芸人である、しゅんしゅんクリニックP

YouTubeにも面白い動画を載せていますね。

しゅんP Channel

よしもと初の医者芸人らしいですね。

私がしゅんしゅんクリニックPを知ったのは、Nさんのブログから。

テレビもあまり見ない私には、ブログが重要な情報源です。

Nさん、ありがとうございました。

 

しゅんしゅんクリニックPの「お薬言えるかな?」

しゅんしゅんクリニックPと言えば、有名なのは「ヘイヘイドクター」のようですね。

【ヘイヘイドクター】しゅんしゅんクリニックP Full Version

最後の頃に結構際どいことを言っていますね。

今回、シュッ、紹介するのは、「お薬言えるかな?」

【爆誕】お薬言えるかな?作りました!

ポケモン言えるかな? の医療風アレンジだそうです。

ただこれを聞いて……私は驚きました

ぜひWi-Fi環境のあるところで、まず下の動画(YouTube)をご覧になってください。

【爆誕】お薬言えるかな?作りました!

 

しゅんしゅんクリニックPの「お薬言えるかな?」は緩和薬が多い

私は緩和ケア医ですから、緩和関連の薬剤(ここでは緩和薬と呼びます)をよく使用します。

しゅんしゅんクリニックPの「お薬言えるかな?」の薬剤は次の順に、メロディーに乗って唱えられます。

バファリン
ハイペン
ロピオン
バキソ
ソセゴン
ロルカム
ボルタレン
カロナール

モービック
クリノリル
アンヒバ
ブルフェン
レペタン
メチロン
ロキソニン

◯◯◯の名前~♪

 

そして次に。

アローゼン
ダイオウ(大黄甘草湯)
ピコベン
セチロ
プルゼニド
アジャスト
マグミット
ベンコール
モニラック
ラキソベロン
ビーマス
ヨーデル
ヒマシ油
ミルマグ
グリセリン

◯◯の名前~♪

 

さて皆さん、これらの薬剤のカテゴリーは何でしょうか?

〇〇〇や〇〇に入るのは何か、ということですね。

皆さんはわかりましたか?

 

しゅんしゅんクリニックPは緩和ケア医かと思った

しゅんしゅんクリニックPは東京丸の内で

AGA発毛専門クリニック「アゲインメディカルクリニック」

の院長をしているようです。

確かに、下記ではしゅんしゅんクリニックPの姿があります。

AGA発毛専門クリニック「アゲインメディカルクリニック」

宮本駿先生が本名なのですね。

さて、「お薬言えるかな?」はカテゴリー別に、同じカテゴリーの薬剤の名前を列挙して進んでいきます。

最初のカテゴリーは、そう、「鎮痛薬」ですね。

次のカテゴリーは、「便秘薬」です。

緩和ケアでよく使う薬剤群なのです。

それなので一瞬、しゅんしゅんクリニックPは緩和ケア系の医師か?! と思ったのでした。

けれども「お薬言えるかな?」と聴いてゆくと、糖尿病の薬剤等も出てきますし、たまたまだったわけですけれどもね。

 

お薬言えるかな? の鎮痛薬と緩和ケア繁用薬

さて、せっかく緩和ケア医の私がこの記事を書いているので、しゅんしゅんクリニックPが「お薬言えるかな?」で挙げた薬剤が緩和ケア的にはどうなのかを解説しましょう。

記号は使う・使わないの頻度で表示しています。良い悪いではないのでご注意ください。

 

× バファリン

アスピリン。血栓予防に用いられる。

緩和ケアにおける痛み止めの目的では、使用しない(他に薬剤があるため)。

 

〇 ハイペン

エトドラク。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)。COX-2選択的阻害薬。

消化管粘膜障害が少ないが、鎮痛効果に関しては個人的な意見としてはCOX-2選択的でない薬剤ほどではない印象も。

ただし繁用される緩和ケア医もいるため、一概には言えないでしょう。

 

〇 ロピオン

フルルビプロフェン。貴重なNSAIDsの「注射薬」

注射薬でも胃粘膜障害のリスクは不変であるため注意。

 

× バキソ

ピロキシカム。NSAIDs。中等度のCOX-2選択性を持つ。

特に緩和ケアで選ぶ意味は乏しく、私は使わない。

 

×× ソセゴン

ペンタゾシン。医療用麻薬指定ではないが、オピオイドに属する。

他のオピオイド鎮痛薬の効果と拮抗する可能性があり、また効果の割に依存性などが問題になる。

緩和ケアでは使うべきではない薬剤。

 

× ロルカム

ロルノキシカム。COX-2選択性が高いNSAIDs。

あまり使用する局面がない(私は)。

 

◎ ボルタレン

ジクロフェナク。NSAIDs。意外にもCOX-2選択性が比較的ある。

徐放製剤を使うと、朝方の痛みに関して良い可能性あり。

私にとっては緩和ケアを行う必須薬。

 

◎ カロナール

アセトアミノフェン。NSAIDsではなく、抗炎症作用を持たず、作用も中枢性(NSAIDsのような末梢性ではない)。

高用量投与が認められるようになり、効果の向上が感じられる。

胃粘膜障害や腎機能への懸念が実際的にはほぼなく、使用しやすい。

緩和ケアの必須薬。

 

× モービック

メロキシカム。COX-2選択性が高いNSAIDs。

あまり使用する局面がない(私は)。自分に使ってみた際に、ロキソプロフェン等と効き方が全く異なり驚いた。

 

× クリノリル

スリンダク。NSAIDs。中等度のCOX-2選択性を持つ。

私は使う理由がないため、使わない。

 

〇 アンヒバ

アセトアミノフェンの坐薬。カロナール参照。

500mg錠がある経口薬と比べると力価が低めなのが残念。

 

× ブルフェン

イブプロフェン。NSAIDs。

頭痛の「イブ」で有名だが、緩和ケアで使う局面はほとんどない。

 

△ レペタン

ブプレノルフィン。弱オピオイド。医療用麻薬指定ではないが、作用点は医療用麻薬と類似。

医療用麻薬の作用を妨げる可能性があるので、次に他の医療用麻薬を使うことを想定している際には注意が必要。

貼付剤の商品名ノルスパンテープは、がんの痛みの適応が保険上はない

 

× メチロン

スルピリン。使わない。

 

◎ ロキソニン

ロキソプロフェン。NSAIDs。

緩和ケアの基本薬。ただし半減期が短いため、1日3回投与だと朝方の疼痛増悪があるかも

 

以上です。結構マニアックな薬剤も含まれていますね。

 

お薬言えるかな? の便秘薬と緩和ケア繁用薬

次は便秘薬ですね。

さすがに最近出てきたような便秘薬は含まれていませんでした。

便秘に新しい薬剤が続々と出てきた 【便秘の緩和ケア】

私はほとんど、酸化マグネシウム及びラクツロースの緩下剤、滴数で調節容易なピコスルファート液(商品名ラキソベロン内用液)、必要に応じて新規薬で治療しているので、下記に挙げたもののほとんどはあまり使用しません。

それなので簡単に解説します。

 

△ アローゼン

センナ。大腸刺激性下剤

 

△ ダイオウ(大黄甘草湯)

大腸刺激性下剤。

 

〇 ピコベン

ラキソベロン液のジェネリック。出したことないですね。

 

△ セチロ

ダイオウ、センナの配合錠。大腸刺激性下剤。

 

△ プルゼニド

センナの有効成分であるセンノシド。大腸刺激性下剤。

 

△ アジャスト

センナエキス。大腸刺激性下剤。

 

◎ マグミット

酸化マグネシウム。塩類浸透圧性下剤。いわゆる「便を軟らかくする薬」

腎不全患者の高マグネシウム血症には注意。

緩和ケアにおける便秘の基本薬

 

△ ベンコール

ジオクチルソジウムスルホサクシネートとカサンスラノールの配合錠。舌を噛みそうですね。大腸刺激性下剤。

 

〇 モニラック

ラクツロース。糖類浸透圧性下剤。「便を軟らかくする薬」

適応症は、高アンモニア血症に伴う次の症候の改善(精神神経障害、手指振戦、脳波異常)、産婦人科術後の排ガス・排便の促進、小児における便秘の改善のみ。一般的な便秘に対しては保険上の適応外。

 

◎ ラキソベロン

ピコスルファートナトリウム。緩和ケアの大腸刺激性下剤のゴールドスタンダード。繁用薬。

止めると便秘、増やすと軟便や下痢になりがちで、調節は容易ではない(個人差あり)。

自然な排便状態に近づけるのは永遠の課題でしょう。

 

△ ビーマス

ジオクチルソジウムスルホサクシネートとカサンスラノールの配合錠。大腸刺激性下剤。ベンコールと同じ。

 

△ ヨーデル

センナエキス。大腸刺激性下剤。アジャストと同じ。

 

△ ヒマシ油

小腸刺激性下剤。小腸で加水分解されて、小腸を刺激するリシノール酸と粘滑作用のあるグリセリンとなる。

 

△ ミルマグ

水酸化マグネシウム。塩類浸透圧性下剤。

 

◎ グリセリン

浣腸に使用。肛門からのアプローチが不可欠な場合もあるため、必須薬。

肛門近くに便が硬結して出ない場合に適する。

腸管内圧が上がり腸管穿孔を起こすことがないとは言えないため、摘便後に腸管内圧を下げてから使うのが好適。

 

 

しゅうしゅうクリニックSK

実は上記の鎮痛薬や便秘薬以外も、緩和ケアで使用する薬剤はいくつか歌に出て来ます。

最後のカテゴリーの、呪文のような名前の薬ですね。リンデロン(緩和ケアの必須薬の1つ)も出て来ますね。

それにしても、しゅんしゅんクリニックP、現役の医者で芸人、確かに今までなかった形ですね。

私もこれまでにない早期緩和ケアの形式を提供する者として、しゅうしゅうクリニックSK(DAIGOさん風味の、早期緩和ケアでSK)として頑張っていきたいです。と言いますか、これではジェネリックみたいですね。

冗談はともかく、まだまだ早期緩和ケアの知名度は低く、引き続き努力していきたいです。

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