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転移 緩和ケア

がんの肝転移がわかった時に知っておくべきことや余命は?

がんの肝転移がわかったからと言って悲観する必要はない

転移という言葉は、今も重い響きを持っています。

確かに、転移は根治(完全に治ること)の大敵であるのは事実です。

一方で、血液が多く通過する肝臓は、転移の場所としては非常によくある部位でもあります。

ページ上の画像でも示されているように、肝臓は腸からの血流が還ってくるので、例えば大腸がんから血行性に転移を来すことはしばしば認められます。

一方で単発の場合などは、肝転移を起こしても、手術等を追加することで治るケースもあります。

それなので、肝転移があるからといって、必ずしも短命であるとか、死が迫っているとは言えないので、必要以上に悲観しないことが大切だと考えます。特にもともと緩徐に進行するタイプの腫瘍ではそうでしょう。

 

肝転移は肝臓がんではない

他の記事でも解説したことがあります。

全身がんとは? 末期はどうなる?

肝転移は、転移性肝がんという呼び方をすることがあります。

それなので、「私は肝臓がんにもなってしまいました」と仰る患者さんもいます。

けれども、転移した肝臓がんは、いわゆる肝臓がん(専門用語では原発性肝がんと言います)ではありません

大腸がんが肝転移した場合も、基本的には大腸がんの治療が行われます。

胃がんが肝転移した場合は胃がんの、肺がんが肝転移した場合は肺がんの、乳がんが肝転移した場合は乳がんの、膵臓がんが肝転移した場合は膵臓がんの抗がん剤治療が行われるのです。

転移したがんはおおもとのがんと類似する性質を持っているので、別のがんとしては扱わないのです(※時折、同時に複数場所にがんが発生することもありますが、その場合は別の腫瘍として扱います)。

 

肝臓への転移は症状を欠くことが多い

肝臓への転移は相当進行しないと症状が出ません。

肝臓は大きな余力があるので、少しくらい転移したがんが増えても、肝臓の実質的な力には影響を与えないことが多いのです。

さすがにがんが肝臓全体を占めるくらいまで進行すると、種々の症状が出て来ます。

肝臓の表面の被膜に腫瘍が及ぶようになると、痛みが出現します。

ただしこの痛みは内臓痛と呼ばれ鈍痛であり、痛みよりも張った感じで表現されることもあります。

それなので、「痛みではない」と仰られる患者さんもしばしばおられるのです。

一方でこの内臓痛は、医療用麻薬(モルヒネなど)がよく効きます

内臓痛がある方は、医療用麻薬を使ったほうが痛みや張り感が軽減され、生活が楽になります。

対処したほうが良い症状と言えるでしょう。

 

肝転移の末期の症状とは?

例えば、胃や乳腺は、たとえ手術で切除したとしても、それで生命維持が不可能となることはありません。

一方で肝臓は、生命維持のために絶対に必要な臓器です。

したがって、全てを切除することができません。

そして肝転移がごく高度に進行して肝臓全体に腫瘍が広がるようになると、肝不全に移行してきます。

肝不全が進行すると黄疸が出現し、最終的には肝不全のために亡くなることになります。

末期肝不全は、身の置き所のない様態を取り、終末期せん妄の原因にもなります。

そのような場合は、鎮静をしっかりと施行することが、苦痛緩和に寄与してくれるでしょう。

苦痛緩和のための鎮静を知ることでつらい最期を回避

なお、モルヒネなどの医療用麻薬は肝不全からの終末期せん妄には無効なので注意が必要です。

 

肝転移では早期からの緩和ケア外来受診はマストでありベスト

肝転移があるということは、転移性のがんです。

多くの場合、ステージⅣ等になるでしょう。

転移のあるがんの場合は、必要性の自覚を問わずに「すぐに緩和ケアにかかる」のが早期からの緩和ケアです。

参考;緩和ケアはいつから?

時間が経過してから、「そろそろかかっておくか」と早めにかかるのは、早期からの緩和ケアとしては遅くなってしまうので注意が必要です。

実際に、かかる時期の早い遅いで、予後が変わるかもしれないと示唆する研究もあります。

参考;診断時からの早期緩和ケア定期受診で1年生存率が向上する【遠隔相談で】

肝転移が出たということは、その後に抗がん剤などを含めた様々な治療が行われます。

治療の副作用対策も大切ですし、治療が万一不首尾であったとしても苦痛緩和やその先の対応が速やかにできるように前もって継続的に緩和ケアにかかっておくことが肝要です。

 

まとめ

肝転移は進行・再発がんでしばしば認められます。

相当進行しないと症状は出ません。

しかし肝転移があることは、がんの一定以上の進行を示唆するため、追加しての継続的な治療が必要となります。

そのため、治療の副作用対策や、治療以外の問題対処や心理的支援も欠かせず、早期からの緩和ケア受診が望ましいでしょう。

 

 

 

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