がん以外の病気でも緩和ケアが必要
がん以外の病気でも緩和ケアは必要です。
保険が認められているのは、2019年7月現在では、がん以外では慢性心不全とAIDSのみです。
しかし海外ではすでに後述するような病気も緩和ケアの対象として知られています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD : 肺気腫・慢性気管支炎等)の緩和ケア
実は上記は一例で、基本的には対象にならない病気はないと考えられます。
時折、「私の病気は対象になりますか?」とご質問を頂きますが、多くの場合が対象です。
身体的疾患が関連していない場合の純粋な精神系疾患や、パーソナリティ障害等は対象外となります。
保険診療で認められている病気が少ないだけで、実際の対象は多いのです。ただしどの病気まで緩和ケアを提供しているかは病院等ごとに大きく異なります。
それなので、わからなかったら病院の緩和ケア部門や、早期からの緩和ケア外来にご相談頂くので良いと考えます。