緩和ケア専門医とは、正式には「緩和医療専門医(
緩和ケア専門医の正式名称と資格
一般に「緩和ケア専門医」と呼ばれる医師の正式名称は、
緩和医療専門医(日本緩和医療学会認定)
です。
これは日本緩和医療学会が定める研修・症例経験・
がん診療だけでなく、
なお専門医のリストは下記で確認できます。
緩和ケア専門医は何をするのか
緩和医療専門医の役割は大きく分けて次の4つです。
① 身体症状の緩和
- 痛み(がん性疼痛など)
- 呼吸困難
- 倦怠感
- 吐き気
- 不眠
などの症状に対し、薬剤調整や治療方針の見直しを行います。
② 心理的・社会的支援
- 不安や抑うつ
- 家族の負担
- 仕事や生活の整理
- 将来への心配
医療だけでなく、生活全体を見渡した支援を行います。
③ 意思決定の整理
- 治療を続けるかどうか
- 副作用と効果のバランス
- どこで療養するか
- どの段階まで治療を望むか
「治療か緩和か」という二択ではなく、
④ 医療チームとの調整
主治医や病院と連携しながら、
緩和ケアは終末期だけのものではない
よくある誤解として、
「緩和ケア=最期の医療」
というイメージがあります。
しかし現在は、診断早期から緩和ケアを併用することが推奨されて
治療をやめることと緩和ケアは同義ではありません。
- 抗がん治療を続けながら緩和ケアを受ける
- 治療方針を再評価しながら症状を整える
そのような併走型の医療が一般的になっています。
どのようなときに相談できるか
以下のような場合は、
- 痛みや副作用がつらい
- 主治医には聞きにくい不安がある
- 治療の意味がわからなくなってきた
- 家族としてどう支えればよいか迷っている
- 今後の見通しを整理したい
「まだ早いかもしれない」と感じる段階でも相談は可能です。
緩和医療専門医と一般の医師の違い
すべての医師が緩和ケアを提供できますが、専門医は
- 症例経験が体系的
- 薬剤選択の幅が広い
- 意思決定支援の経験が豊富
- 多職種連携の経験が多い
といった特徴があります。
専門医に相談することは、治療をやめることを意味しません。
むしろ、選択肢を増やすことにつながります。
まとめ
緩和ケア専門医、正式には緩和医療専門医(
- 症状の緩和
- 心理的支援
- 意思決定の整理
- 医療連携
を担う医師です。
緩和ケアは「終末期医療」ではなく、「生活の質を支える医療」
治療を続けながらでも相談できる存在として、


















