がん情報サービスは知らないとまずい
がんになったら、がんの再発がわかったら、あるいはがんについて知りたい時、どうすれば良いかを解説します。
ズバリ、がん情報サービスを見れば良いのです。
一時期、インターネットで検索をすると怪しい情報が軒並み上位に来る時代がありました。
Googleが対策を施し、今はまともな情報が上に来ることも多いです。
けれども、その網をかいくぐったり、広告とは表示されていますが、怪しい治療を勧める広告情報が上位に来ることもあるので、要注意です。
情報においては、最初の「刷り込み」が無視しえません。
最初に怪しい情報に絡み取られることで、正しい情報にたどり着くのに大変な時間がかかったりします。
そのため、最初の情報収集が肝心です。
がんに関して知りたい時に、あるいはご自身ががん患者や家族等の当事者になった時に、その最初の情報収集に向いているのががん情報サービスなのです。
がん情報サービスとは?
がん情報サービスは、国立がん研究センターの中のがん対策情報センターが運営しています。
2006年からサービスを開始しており、インターネットで相当量の情報を閲覧することができます。
様々な情報が網羅され、そして公平な記載が評価されます。
まずはこのがん情報サービスのサイトから、情報を収集するのが良いでしょう。
がん情報サービスの具体的な使い方をお伝えします
それでは具体的な使い方をお伝えしましょう。当ページもご覧の方はスマホからが多いので、スマホでの閲覧を中心に説明します。ただパソコンでも、おおよそクリックするボタンは同じなので、十分だと思います。パソコンだと少し画像がぼやけますが、ご容赦ください。
1 病気の情報を得る
まずは知りたいがん、診断されたがんを知るための方法です。
トップページのここ(下に示す紫の部分)をクリックしましょう。
すると、次の画面になります。
一番上に「あ・か・さ・た……」と並んでおり、皆さんが知りたいがんの名前の最初の一文字の行を選択すれば、該当するがんを見つけやすいでしょう。
がんをクリックすると、各情報が出てきます。
2 がんの症状の和らげ方について知る
症状の緩和に関しては、ここに書いてあります。
生活・療養という場所をクリックします。
すると次のページに移動します。
移動したページでは、上のほうに緩和ケアと小さく書いてあるところがありますが、そこではありません。
少しスクロールすると、下記のように「さまざまな症状への対応」という項目が出て来ます。
知りたい項目をクリックすると、該当する記載を読めるでしょう。
また先述した1の各がんのページにも緩和ケア情報が添えられています。
3 各県の緩和ケア病棟とホスピスを探す
がん情報サービスで、各県の緩和ケア病棟とホスピスを探すことができます。
下の「病院を探す」をクリックしてください。
すると次の画面になります。
上の矢印がある2か所のいずれでも緩和ケア病棟・ホスピス一覧のページに入れます。
下記がそのページですが、あとはお住まいの県をクリックして頂ければリストが出て来ます。
なお、上記は緩和ケア病棟やホスピスの情報です。
各県の主要な緩和ケア外来については私のサイトでも解説しています。
まとめ
各がんについて知りたかったら、あるいはがんになったら、最初に目を通したほうが良いサイトとして、がん情報サービスがあります。特に、
1 各がんの情報
2 症状緩和の情報
3 緩和ケア病棟・ホスピスの情報
の探し方について解説しました。
なお2019年現在、がんの種類別の「緩和ケア」の情報は、私のサイトが充実しており、下記から閲覧できます。
さらにはがんだけではない緩和ケア情報もあります。
これらの情報を基本に、よく医療者と相談し、病と有利に渡り合って苦痛が少ない療養を送って頂ければと思います。