悪性リンパ腫は「治るがん」と言われても、 不安やつらさが消えるとは限りません
悪性リンパ腫は、がんの中でも
「治療が効きやすい」
「治る可能性が高い」
と説明されることの多い病気です。
しかし実際には、
- 診断された直後の強い不安
- 抗がん剤治療への恐怖
- 治療が始まってからの体調変化
- 「治ると言われているのに、つらいと言いづらい」気持ち
こうした言葉にしにくい苦しさを抱えている方が少なくありません
悪性リンパ腫の治療中に起こりやすい「つらさ」
悪性リンパ腫の治療では、主に化学療法が行われます。
その過程で、次のようなつらさが生じることがあります。
- 倦怠感やだるさ
- 食欲低下、吐き気
- しびれ、痛み
- 感染への不安
- 外見の変化(脱毛など)
- 「この治療で本当に大丈夫なのか」という気持ちの揺れ
これらは病気そのものだけでなく、治療に伴う負担でもあります。
また悪性リンパ腫でリンパ節が腫大すると、そのうち痛みが生じる場合もあり、
この痛みもしばしば一般的な鎮痛療法に抵抗性となります。
そのような場合は緩和ケアの専門家の関与が大切になります。
実際私もそれらの事例で血液内科医と協働して症状緩和したケースが多々あります。
「治療が順調」と言われるほど、相談しづらくなる現実
悪性リンパ腫の患者さんからよく聞かれるのが、
- 「検査は順調と言われている」
- 「治る見込みがあると言われている」
- 「だから弱音を吐いてはいけない気がする」
という声です。
しかし、治療が順調であることと、つらさがないことは別問題です
不安や苦しさを我慢し続けることで、
緩和ケアは「治らないときの医療」ではありません
緩和ケアという言葉に、
「終末期」
「治療ができなくなったとき」
というイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし実際の緩和ケアは、
治療と並行して、不安やつらさを和らげるための医療です。
悪性リンパ腫のように、
- 治療が長期にわたる
- 治療の強度が高い
- 心理的負担が大きい
こうした病気では、早い段階から緩和ケアが役立つ場面が多くあり
悪性リンパ腫で緩和ケアができること
緩和ケア外来では、次のような相談が可能です。
- 痛みやだるさ、しびれなどの症状緩和
- 不安や気持ちの揺れの整理
- 主治医には聞きにくい疑問の相談
- 治療と生活のバランスについての助言
- 家族との関係や伝え方の相談
「この程度で相談していいのだろうか」
まとめ:悪性リンパ腫でも、つらさを我慢する必要はありません
悪性リンパ腫は、治療の選択肢が多く、
それでも、不安やつらさを感じることは決しておかしなことではあ
緩和ケアは、
- 治療をやめさせる場所ではなく
- 弱音を否定する場所でもなく
「安心して治療を続けるための支え」として存在しています。
もし今、
「誰に相談すればいいかわからない」
「つらい気持ちを言葉にできない」
そう感じているなら、




















