• 早期からの緩和ケアを専門とするクリニックの落ち着いた院内の様子

早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

がん治療

AYA世代のがんと不安──「若いのに、なぜ自分が?」と思ったときに知ってほしいこと

AYA世代のがんと緩和ケア

「若いのに、がんなんて」──誰にも言えない不安

AYA世代(おおむね15〜39歳)でがんと診断されると、多くの方がこう感じます。

  • どうして自分が
  • 周囲に同じ立場の人がいない
  • 相談できる相手が見つからない

仕事、学業、恋愛、結婚、妊娠、将来設計。
人生が動き出す時期に、突然「がん」という現実を突きつけられるため、
不安は単なる病気の心配にとどまりません。


AYA世代の不安は「がん」だけが原因ではない

AYA世代のがんのつらさは、症状の重さよりも、

  • 人生の途中で立ち止められた感覚
  • 周囲と同じスピードで進めなくなった孤立感
  • 先の見えない未来への恐怖

こうした心理的・社会的な揺らぎが大きく影響します。

一方で、

「若いんだから大丈夫」
「治療すれば治る可能性もあるよ」

と励まされるほど、
不安を口にしづらくなるという矛盾も生まれます。


「順調です」と言われるほど、苦しくなることがある

AYA世代の患者さんからよく聞かれるのが、

  • 検査結果は悪くない
  • 治療も計画通り
  • でも、気持ちは全然ついてこない

という声です。

このとき多くの方が、

この程度で相談していいのだろうか
自分は弱いのでは

と、自分を責めてしまいます。

しかし、これは異常でも甘えでもありません


AYA世代のがんには「整理する医療」が必要

AYA世代では、がん治療と同時に、

  • 将来の仕事や学業
  • 経済的な不安
  • 妊娠・妊孕性
  • パートナーや家族との関係

といった、人生そのものに関わる問題が重なります。

これらを一つひとつ主治医外来で扱うのは、現実的に難しいことも多いのが実情です。


緩和ケアは「若い人のための医療」でもある

緩和ケアというと、

  • 高齢者
  • 終末期

というイメージを持たれがちですが、
実際には AYA世代にとても適した領域でもあります。

緩和ケア外来では、

  • 不安や混乱を言葉にする
  • 「今すぐ決めなくていいこと」を整理する
  • 将来への見通しを一緒に考える
  • 必要に応じて専門機関につなぐ

といった支援が可能です。

これは、治療を弱めることではありません。
治療を続けるための土台づくりです。


「まだ元気」「症状が軽い」段階で来ていい

AYA世代の方ほど、

まだ緩和ケアは早い
症状が出てからでいい

と考えがちです。

しかし、不安や迷いは、
症状が出る前から存在します。

  • 夜になると考え込んでしまう
  • 検索をやめられない
  • 将来の話題を避けてしまう

こうした状態は、十分に相談対象です。


まとめ──AYA世代のがんに、孤独はいらない

AYA世代のがんは、 「病気」だけでなく「人生の途中で起こる出来事」です。

  • 不安が強くてもいい
  • 迷っていてもいい
  • すぐに答えが出なくてもいい

一人で抱え込まず、
考えるための医療として、緩和ケアを使ってください。

それは、弱さではなく、
人生を守る選択です。

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迷っている方へ

迷っている方へ

がんと診断されたあと、
「今すぐ何かを決めなければいけない」
「でも、何をどう考えればいいのかわからない」

そんな状態でこのページをご覧になっている方も
多いのではないでしょうか。

このページでは、
・治療を続けるか迷っているとき
・主治医の説明がつらかったとき
・家族のほうが先に不安になっているとき
・緩和ケアのタイミングがわからないとき

「すぐ決めなくていい問い」を、
ひとつずつ整理しています。

ここまで読んでも、
「まだ自分が相談していいのかわからない」
そう感じている方もいらっしゃると思います。

それで大丈夫です。

もし、
・一度、状況を整理したい
・主治医とは別の視点で話を聞いてみたい

そう思われたときには、
早期緩和ケア外来・オンライン相談という選択肢もあります。

受診するかどうかを、迷いながら来られる方も少なくありません。

その迷い自体を含めて、ご相談いただいて大丈夫です。

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