• 早期からの緩和ケアを専門とするクリニックの落ち着いた院内の様子

早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

がん治療

肺がんのつらさと不安──息苦しさ・呼吸困難・咳が心を追い詰めるときに、緩和ケアでできること

肺がんと緩和ケア

肺がんのつらさは、「呼吸」に関わる不安が大きな割合を占めます

肺がんの患者さんから、よく聞かれる言葉があります。

  • 「息がしにくい気がして、常に意識してしまう」
  • 「夜、息が止まるのではと怖くなる」
  • 「咳が出るたびに悪化した気がする」
  • 「息苦しさが出ると、頭が真っ白になる」

肺がんのつらさは、
症状そのもの以上に、“呼吸が乱れることへの恐怖”が重なって生じることが少なくありません。


なぜ肺がんでは不安が強くなりやすいのか

呼吸は、人が無意識に行っている生命活動です。
そのため、

  • 息が詰まる感じ
  • 呼吸が浅くなる感覚
  • 咳が止まらない不安

があると、「生きられなくなるのでは」という根源的な恐怖が一気に立ち上がります。

これは気の持ちようではなく、
人間の本能に近い反応です。


症状の強さと、不安の強さは一致しません

肺がんでは、

  • 医学的には軽度の呼吸苦
  • 酸素飽和度も比較的保たれている
  • 画像上も急激な悪化はない

それでも、本人の不安が非常に強いということがよくあります。

逆に、症状が進行していても、
不安が比較的落ち着いている方もいます。


息苦しさが不安を呼び、不安が息苦しさを強める

肺がんでは、

  1. 息苦しさを感じる
  2. 「悪化したのでは」と考える
  3. 不安が高まる
  4. 呼吸が浅く速くなる
  5. さらに息苦しさを感じる

という悪循環が起こりやすくなります。

この状態では、
単に「酸素を入れる」「薬を出す」だけでは十分でないこともあります。


咳も、心を消耗させる大きな要因です

肺がんに伴う咳は、

  • 夜間に続く
  • 外出先で止まらない
  • 周囲の視線が気になる

など、生活と尊厳に直結するつらさを伴います。

咳が続くことで、

  • 眠れない
  • 疲れが取れない
  • 「周りに迷惑をかけている」と感じる

といった心理的負担も増えていきます。


肺がんの緩和ケアでできること

緩和ケアは、「最期の医療」ではありません。
肺がんでは、特に次のような支えが重要になります。

  • 呼吸困難や息苦しさの評価と対処
  • 咳に対する薬物・非薬物的アプローチ
  • 「苦しくなったとき、どうすればいいか」の具体的な整理
  • 不安や恐怖を言葉にして整える支援
  • 主治医には聞きづらい不安の相談

不安を一人で抱えないことが、症状の安定にもつながります。


「まだ我慢できる」うちに相談していい理由

肺がんの患者さんは、

「もっと苦しくなってから相談すべきでは」
と考えがちです。

しかし、呼吸の不安は
強くなってからでは、立て直しに時間がかかることも少なくありません。


緩和ケアは「安心を先に用意する医療」です

緩和ケアでは、

  • どんなときに受診すべきか
  • どの症状が危険サインか
  • 家でできる対処は何か

を事前に整理します。

これにより、
「息が苦しくなったらどうしよう」という漠然とした恐怖が、
「こうすればいい」という具体的な行動に変わります。


まとめ:息苦しさと不安は、切り離せません

肺がんのつらさは、

  • 息苦しさ
  • 呼吸困難
  • それに伴う強い不安

が複雑に絡み合って生じます。

症状が軽く見えても、
不安が強ければ、それは十分な相談理由です。

「まだ大丈夫」と言われている今こそ、相談できる場所がある
──そのことを、どうか知っておいてください。

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迷っている方へ

迷っている方へ

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