肝臓がんは「つらさが見えにくいがん」です
肝臓がんと診断され、
- 手術を受けた
- ラジオ波焼灼療法や塞栓療法を繰り返している
- 分子標的薬や免疫療法を続けている
こうした状況でも、
自分のつらさをうまく言葉にできない方は少なくありません。
「症状が軽い=楽」ではありません
肝臓がんでは、
- 痛みがはっきりしない
- 日常生活は何とか送れている
- 周囲から「元気そう」と言われる
ことが多くあります。
その一方で、
- 常に頭のどこかにある不安
- 次の治療はあるのかという心配
- 肝機能が悪化する恐怖
が、静かに積み重なっていくのが特徴です。
治療が続くほど、心が疲れていきます
肝臓がんでは、
- 「次の一手」がある間は治療を続ける
- 明確な区切りが見えにくい
- 完全に安心できる時期が少ない
という構造があります。
そのため、 「治療はしているのに、心が休まらない」 という状態に陥りやすいのです。
肝機能への不安は、生活全体に影響します
肝臓がんでは、
- 倦怠感
- 食欲低下
- むくみ
- 眠りにくさ
などが徐々に現れることがあります。
これらは命に直結しないように見えても、
生活の質を大きく下げる要因です。
緩和ケアは「治療をやめる医療」ではありません
緩和ケアという言葉に、
- もう治療ができない段階
- 最後の選択肢
という印象を持つ方は多いですが、
肝臓がんでは特に、
- 治療と並行して
- 不安や症状を整える
ために、早くから関わる価値のある医療です。
痛みや合併症が出た場合も、我慢しないでください
肝臓がんでは、
- 腹部の痛み
- 背中の痛み
- 腹水による張り
- 呼吸のしづらさ
などが生じることがあります。
緩和ケアでは、
「これくらい仕方ない」と見過ごされがちな症状にも、
具体的な対処を行います。
主治医には話しづらい不安も、話していい場所
肝臓がんの治療は専門性が高く、
外来が忙しいことも少なくありません。
- 不安が整理できない
- 同じ質問を何度もしていいのか迷う
- 気持ちの部分までは話せない
そんな時、緩和ケアは
「治療とは別軸で話していい場所」になります。
まとめ
肝臓がんは、
- 症状が目立ちにくく
- 不安が内側に溜まりやすい
がんです。
緩和ケアは、
「もう限界になってから行く場所」ではありません。
不安を抱えながら治療を続けている今こそ、
相談してよい医療です。




















