• 早期からの緩和ケアを専門とするクリニックの落ち着いた院内の様子

早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

がん治療

抗がん治療をやめる決断の整理 ──迷ったときに確認してほしい5つの視点

早期緩和ケア大津秀一クリニック待合室

「やめる」という言葉の重さ

抗がん治療を続けるか、やめるか。

この問いは、
患者さん本人にも、ご家族にも、
とても重くのしかかります。

「やめたら後悔するのではないか」
「続けてもつらいだけではないか」
「どちらが正しいのか分からない」

迷うのは、当然です。


まず整理したいこと

抗がん治療をやめる決断は、

あきらめることと同義ではありません。

これは、

  • 病状
  • 体力
  • 副作用
  • 生活の質
  • 本人の価値観

を総合的に考えた上での「医療方針の見直し」です。


視点①:治療の目的は何か

今行っている治療は、

  • 根治を目指す治療か
  • 延命を目的とした治療か
  • 症状緩和を目的とした治療か

目的によって、判断は大きく変わります。

目的がすでに変化しているのに、
治療だけが続いていることもあります。


視点②:治療の効果と負担のバランス

  • 治療でどれくらい効果が期待できるのか
  • 副作用や体力低下はどの程度か
  • 生活の時間は保てているか

効果と負担のバランスが崩れている場合、
方針を見直すことは合理的な選択です。


視点③:本人が大切にしているものは何か

  • 自宅で過ごす時間
  • 家族との時間
  • できるだけ長く生きること
  • できるだけ苦痛を減らすこと

何を優先するかは、人によって違います。

医学的に「正解」があっても、
人生としての正解は一つではありません。


視点④:やめる=何もしないではない

抗がん治療をやめたとしても、

  • 痛みの治療
  • 呼吸苦の緩和
  • 栄養管理
  • 不安への支援

は続きます。

緩和ケアは、
治療をやめた後も続く医療です。


視点⑤:決断は一度きりではない

「やめる」と決めたら戻れないのではないか。

そう思う方もいます。

しかし実際には、

  • 状況が変われば再検討することもある
  • 試験的に休薬することもある

決断は固定されたものではありません。


家族ができること

家族は、

  • 正解を出そうとしすぎない
  • 本人の価値観を確認する
  • 医師に遠慮せず質問する

ことが大切です。

決断を「背負う」必要はありません。


まとめ

抗がん治療をやめる決断は、

  • あきらめではなく
  • 放棄でもなく
  • 失敗でもありません

それは、
その人の人生にとって何を大切にするかを整理する過程です。

迷うのは自然なこと。

一人で抱え込まず、
医療者とともに整理していくことが重要です。

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迷っている方へ

迷っている方へ

がんと診断されたあと、
「今すぐ何かを決めなければいけない」
「でも、何をどう考えればいいのかわからない」

そんな状態でこのページをご覧になっている方も
多いのではないでしょうか。

このページでは、
・治療を続けるか迷っているとき
・主治医の説明がつらかったとき
・家族のほうが先に不安になっているとき
・緩和ケアのタイミングがわからないとき

「すぐ決めなくていい問い」を、
ひとつずつ整理しています。

ここまで読んでも、
「まだ自分が相談していいのかわからない」
そう感じている方もいらっしゃると思います。

それで大丈夫です。

もし、
・一度、状況を整理したい
・主治医とは別の視点で話を聞いてみたい

そう思われたときには、
早期緩和ケア外来・オンライン相談という選択肢もあります。

受診するかどうかを、迷いながら来られる方も少なくありません。

その迷い自体を含めて、ご相談いただいて大丈夫です。

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