緩和ケアの相談は「がん治療の早い段階」から受けていい
「緩和ケアは終末期のもの」というイメージは、いま大きく変わっています。
緩和ケアは、
つらさ
不安
痛み
眠れない
食欲が出ない
生活の負担
家族の心の疲れ
こうした“治療とくらしの中の困りごと”を軽くする医療です。
しかも、
緩和ケアは早く始めた方が、治療の質も生活の質も上がる
(国際的な研究で明確に示されています)
だから、
「もう相談していいのかな?」と思ったら、その時がベストタイミングです。
東京で緩和ケアの相談ができる場所は増えている
東京都内には、緩和ケアの相談先が複数あります。
🔹病院の緩和ケア外来
大学病院・がん専門病院など。
医療情報を整理したい人に向いています。
🔹がん相談支援センター
国の制度で全国に設置。
料金無料で相談できます。
🔹クリニックの緩和ケア外来
治療と生活の悩みの“両方”を相談したい人に向いています。
🔹カウンセラー・心理士の相談窓口
気持ちがつらい家族にとても有用。
それぞれ役割が違うため、
「どれを選べばいいのか」が迷いやすいポイントです。
緩和ケア外来で相談できる内容
緩和ケア外来では、次のような相談ができます。
① 痛み・しびれ・体の症状について
薬の選び方、副作用の調整など。
② 気持ちのつらさや不安
眠れない、涙が止まらない、先の見通しの不安など。
③ 家族としての悩み
本人への声のかけ方、治療方針の話し合い、介護負担。
④ 今後の見通しや治療の方向性
しばしば主治医には聞きにくいことも整理できます。
「こんなこと相談していいのかな?」と思うことこそ、緩和ケア外来の領域です。
東京で相談するなら「早期緩和ケア外来」という選択肢も
東京には“治療の初期から相談できる”緩和ケア外来が増えつつあります。
特に、
がんと診断された直後
不安が強い
痛みがつらい
生活と治療の両立に悩む
家族が限界
こうした時期にこそ、緩和ケア外来は大きな力になります。
当院でも、緩和ケアの相談をお受けしています
当院は、
「末期になる前の、早い段階から相談できる緩和ケア外来」
として運営しています。
相談できる内容は、
治療と生活の悩み
痛みの調整
不安や気持ちのつらさ
家族としての悩み
医療情報の整理
セカンドオピニオン的な相談
など、幅広く対応しています。
緩和ケアは“弱さ”ではありません。
むしろ、前を向くための医療です。
どうぞ気軽にご相談ください。
















