• 早期からの緩和ケアを専門とするクリニックの落ち着いた院内の様子

早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

がん治療 仕事

乳がんと不安 ── 治療が落ち着いても続く心配・仕事・体の変化を、どこに相談すればいいのか

乳がん治療後の不安

乳がん治療が「落ち着いたあと」も、不安が消えない理由

乳がんは、治療成績が向上し、長く付き合っていく病気になってきました。
その一方で、

  • 治療が一段落したあと
  • 経過観察に入ったあと
  • 「順調です」と言われている時期

にも、強い不安を抱え続けている方が少なくありません。

「もう大丈夫なはずなのに、なぜこんなに不安なのだろう」
そう感じている方は、とても多いのです。


乳がん特有の「長く続く不安」

乳がんでは、次のような特徴があります。

  • 経過観察が10年以上に及ぶことがある
  • ホルモン療法が5年・10年と長期化する
  • 再発リスクについて、完全にゼロとは言えない
  • 見た目や体の変化が、生活や仕事に影響する

これらが重なり、
「治療は終わったのに、心は終わらない」状態が続きやすいのです。


仕事を続けながら抱える、見えにくい不安

乳がんの方は、治療をしながら、あるいは治療後に仕事を続ける選をされる方も多くいます。

しかし実際には、

  • 疲れやすさ
  • 気力の波
  • 周囲に気を使い続けるしんどさ
  • 「もう元通りですよね?」という無言の圧力

といった、言葉にしづらい負担を抱えがちです。

「仕事はできているけれど、正直つらい」
この状態は、決して珍しくありません。


リンパ浮腫や体の変化がもたらすストレス

乳がん治療後には、

  • リンパ浮腫
  • しびれや違和感
  • 体型や感覚の変化

といった、命に直結しないけれど生活に大きく影響する問題が起こることがあります。

これらは、

  • 忙しい乳腺外来では相談しづらい
  • 「我慢すればいいこと」と思われがち

ですが、本人にとっては日常の質を左右する重要な悩みです。


ホルモン療法が長期化することのつらさ

ホルモン療法は、乳がん治療の重要な柱ですが、

  • だるさ
  • 気分の落ち込み
  • 関節痛
  • 将来への不安

などが、長期間じわじわ続くことがあります。

「効いているから仕方ない」
「我慢するしかない」

そう思って、誰にも相談せずに耐えている方も少なくありません。


「乳腺外来では話しきれない」問題がある

乳腺外来は、とても忙しい現場です。
検査や治療の判断が優先されるため、

  • 不安の整理
  • 生活全体の悩み
  • 仕事や将来の迷い

まで、十分に時間を取るのが難しいこともあります。

それは主治医の問題ではなく、医療の構造上の限界です。


緩和ケア外来は「治療が終わってからこそ」役立つことがある

緩和ケアは、

  • 痛みだけを見る医療
  • 最終段階の医療

ではありません。

乳がんの方にとっての緩和ケアは、

  • 長く続く不安の整理
  • 体の変化との付き合い方
  • 仕事や生活の調整
  • 「このままでいいのか」という迷いの言語化

を、時間をかけて一緒に考える場でもあります。


「この程度で相談していいのか」と迷っている方へ

乳がんの方からよく聞く言葉があります。

「命に関わるわけじゃないから」
「治療はうまくいっているから」
「こんなことで相談していいのか分からない」

ですが、不安やつらさは、重症度で測るものではありません

むしろ、
長く続くからこそ、整理が必要な不安もあります。


まとめ

乳がんは、治療が終わってからも、

  • 不安
  • 体の変化
  • 仕事との両立
  • 将来への迷い

が続きやすい病気です。

それらを一人で抱え込まず、
「治療とは別の相談先」を持つことは、とても大切です。

緩和ケア外来は、
「まだ大丈夫な人」こそ使ってよい場所です。

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迷っている方へ

迷っている方へ

がんと診断されたあと、
「今すぐ何かを決めなければいけない」
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そんな状態でこのページをご覧になっている方も
多いのではないでしょうか。

このページでは、
・治療を続けるか迷っているとき
・主治医の説明がつらかったとき
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「すぐ決めなくていい問い」を、
ひとつずつ整理しています。

ここまで読んでも、
「まだ自分が相談していいのかわからない」
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それで大丈夫です。

もし、
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その迷い自体を含めて、ご相談いただいて大丈夫です。

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