頭頸部がんのつらさは、「症状」だけではありません
頭頸部がんは、口腔・咽頭・喉頭など、話す・食べる・呼吸すると
そのため、痛みの強さ以上に、
- 食事が思うように取れないつらさ
- 声が出しにくくなる不安
- 外見の変化への戸惑い
- 周囲に気を使い続ける疲れ
といった、言葉にしづらい苦痛を抱える方が少なくありません。
「治療が最優先だから我慢する」必要はありません
頭頸部がんの治療は、手術・放射線・化学療法など、
そのため、
- 「治療中だから仕方ない」
- 「主治医は忙しそうで言い出せない」
- 「この程度で相談していいのかわからない」
と感じ、つらさを後回しにしてしまう方が非常に多いのが現実です
しかし、治療を続けるためにも、生活のつらさを軽減することは医
頭頸部がんで多い「不安」の正体
頭頸部がんの患者さんが抱えやすい不安には、特徴があります。
- 食べられなくなったらどうなるのか
- 声が戻らなかったら仕事や人間関係はどうなるのか
- 見た目の変化をどう受け止めればよいのか
- この先、どこまで悪くなるのか想像が止まらない
これらは「気持ちの問題」ではなく、病気の性質上、
緩和ケアは「最終段階の医療」ではありません
緩和ケアというと、
「治療が終わってから」「もう何もできなくなってから」
というイメージを持たれがちですが、それは誤解です。
頭頸部がんにおける緩和ケアは、
- 痛みや違和感の調整
- 食事・嚥下・口腔トラブルへの対応
- 不安や恐怖の整理
- 治療による生活への影響を一緒に考えること
など、治療と並行して受けることができます。
症状が軽いうちから相談する意味
「まだ我慢できる」「もう少し様子を見よう」
そう思っている間に、
緩和ケアは、
症状が強くなってから対処する医療ではなく、
早めに相談することで、
- つらさの予防
- 治療継続の支え
- 不安の言語化と整理
が可能になります。
「誰に相談すればいいかわからない」と感じたら
頭頸部がんでは、複数の診療科が関わることも多く、
「結局、誰に話せばいいのかわからない」
と感じる方が少なくありません。
緩和ケア外来は、
症状・気持ち・生活の困りごとをまとめて相談できる窓口です。
主治医との関係を壊すものでも、治療をやめる場でもありません。
まとめ──つらさを我慢しないことは、弱さではありません
頭頸部がんのつらさは、見えにくく、
だからこそ、一人で抱え込まないことが大切です。
- 治療中でも
- 症状が軽くても
- まだ迷っている段階でも
緩和ケアは相談してよい医療です。
「少し話を聞いてほしい」
その気持ちだけで、受診して構いません。





















