「あきらめない治療」と「緩和ケア」は対立しない
インターネット上では、
- あきらめないがん治療
- まだできる治療がある
- 緩和ケアではなく積極治療を
という言葉が並ぶことがあります。
しかし、医学的に言えば、
緩和ケアとがん治療は対立する概念ではありません。
緩和ケアは治療を支える医療
緩和ケアとは、
- 痛み
- 呼吸苦
- 吐き気
- 不安
- 倦怠感
などを和らげる医療です。
これらが整わないと、
抗がん治療を続ける体力そのものが失われます。
つまり、
緩和ケアは「治療をやめる医療」ではなく、
治療を続けるための基盤となる医療です。
実際の臨床で起きていること
東京でも、
- 痛みが強くて治療中断
- 副作用で体力低下
- 不安で食事摂取が落ちる
といったケースは少なくありません。
緩和ケアで症状を整えることで、
- 抗がん治療継続
- 放射線治療の完遂
- 次の治療選択肢への橋渡し
につながることがあります。
「緩和ケア=あきらめ」と誤解される理由
日本では、
緩和ケアが終末期医療と混同されてきました。
そのため、
「緩和ケアと言われた=終わり」
と受け取られやすいのが現状です。
しかし現在は、
診断時から緩和ケアを併用することが推奨されています。
東京で「あきらめない治療」を考える方へ
もし
- 手立てがないと言われた
- 緩和ケアに専念と言われた
- 他の可能性を確認したい
という段階であれば、
まず必要なのは
医学的な整理です。
感情的な「希望」でも、
商業的な「可能性」でもなく、
現実的な選択肢の整理。
当院で行っていること
当院では、
- 現在の治療経過の医学的整理
- 体力・症状の評価
- 治療継続の可能性の再検討
- 必要に応じて専門施設への紹介
を行っています。
実際に、
「治療法がない」と言われた後でも、
状態を整えることで
治療継続が可能となり、
適切な専門施設へ紹介につながった方もいます。
もちろん、すべての方に新たな治療があるわけではありません。
しかし、
整理せずに結論を急ぐ必要もありません。
緩和ケアは「守り」ではなく「土台」
あきらめないために必要なのは、
- 情報の冷静な整理
- 体力の維持
- 症状のコントロール
- 本人の価値観の尊重
緩和ケアは、その土台です。
まとめ
「あきらめないがん治療」と
「緩和ケア」は対立しません。
むしろ、
緩和ケアがあるからこそ
治療の選択肢を冷静に考えることができます。
東京で治療の整理を希望される方は、
紹介状の有無にかかわらずご相談ください。



















