がん治療のあと、リンパ浮腫で悩んでいませんか?
がんの治療後に、
- 腕や脚がむくむ
- 重だるい
- 左右で太さが違う気がする
こうした症状に悩む方は少なくありません。
それが リンパ浮腫 です。
リンパ浮腫は「珍しい合併症」ではありません
リンパ浮腫は、
手術や放射線治療によってリンパの流れが変わることで起こります
決して、
- 特別な人だけに起こる
- 我慢すれば治る
というものではありません。
多くのがん患者さんが、
程度の差はあっても経験します。
またがんが進行してリンパの流れが障害されてリンパ浮腫となる場合もあります。
でも、こんな悩みが多いのが現実です
リンパ浮腫について、患者さんからよく聞く声があります。
- 主治医に相談していいのかわからない
- どの科に行けばいいのかわからない
- いきなり専門施設に行くのは不安
結果として、
誰にも相談できないまま我慢している 方が多いのです。
リンパ浮腫は「早めの対応」がとても大切です
リンパ浮腫は、
- 早い段階でのケア
- 生活の工夫
- 適切な専門的対応
によって、
悪化を防ぐことができる 場合が多くあります。
「もう少し様子を見よう」と先送りすると、
対処が難しくなることもあります。
まずは「相談の窓口」が必要です
リンパ浮腫の治療には、
- 医師
- 看護師
- 理学療法士
- 専門外来
など、さまざまな専門家が関わります。
ただし、
いきなりすべてを自分で探す必要はありません。
まずは、
- 今の症状がリンパ浮腫かどうか
- どの専門家につなぐのが適切か
を整理することが大切です。
緩和ケア外来ができる役割
緩和ケア外来は、
- 痛み
- むくみ
- 日常生活の困りごと
- 不安や迷い
をまとめて相談できる場所です。
リンパ浮腫についても、
- 状況の整理
- 必要なケアの方向性
- 専門家・専門施設への橋渡し
といった役割を担うことができます。
「こんなことで相談していいの?」と思ったら
リンパ浮腫は、
- 命に関わらないから後回し
- 相談するほどではない
と感じてしまいがちです。
でも、
生活の質に極めて大きく影響する症状 です。
つらさを感じた時点で、
相談してよい理由は十分にあります。
最後に
リンパ浮腫は、
一人で抱え込む必要はありません。
「まず話を聞いてもらう」
そこから始めて大丈夫です。
早期からの緩和ケア外来でリンパ浮腫の相談も行います
当院では、
がんやがん治療に伴うつらさについてのご相談を行っています。
リンパ浮腫についても、
今の状況を整理し、必要に応じて適切な専門家につなぎます。
「どこに相談すればいいかわからない」
そんな段階でのご相談でも構いません。




















