緩和ケア外来は紹介状なしで行ける?――結論から言うと「 行けることが多い」です
「緩和ケア外来に相談したいけれど、
「主治医に黙って行ったら怒られる?」
こうした不安は、とても自然です。
結論から言うと、緩和ケア外来は紹介状なしでも相談できることが
ただし、病院の制度や状況によって例外もあります。
この記事では、
紹介状(診療情報提供書)が「必要になる」場面
紹介状が必要になりやすいのは、主に次のようなケースです。
- 大病院の緩和ケア外来(初診は原則紹介状が必要、
という運用が多い) - 病院内の「緩和ケアチーム」(
入院中の患者さんに関わる仕組みのため、基本は院内紹介) - 検査や治療の継続が前提になっている場合(
情報がないと安全に判断しづらい)
この場合、「紹介状がないと絶対に無理」というより、受診までの
紹介状なしでも「相談できる」場面
一方で、
- 緩和ケア専門のクリニック(外来)
- 自費ではなく保険診療でも、相談枠を設けている医療機関
- 症状や不安の相談が中心で、まず状況整理から始めたい場合
- 「今後の見通し」「意思決定」「家族の不安」など、
医療の方針整理が中心の場合
緩和ケアは「治療の代わり」ではなく、治療と並行して受ける“支える医療”です。
だからこそ、早い段階で「相談」すること自体が、
「勝手に行っていい?」――主治医に怒られない?
ここが一番の心理的ハードルだと思います。
結論としては、怒られる必要はありません。
緩和ケアの相談は、
ただ、現実には人間関係や病院文化で「言い出しづらい」
その場合は、考え方をこう整理するとラクになります。
- 緩和ケアは 主治医の代わり ではなく
- 主治医の治療を 支えるチーム(または外部の支援) です
主治医が忙しいほど、全部を抱え込まず、
主治医には、いつ・どう伝えればいい?
「伝えた方がいいのか」「黙って行ってもいいのか」
迷う方は、以下の順番がおすすめです。
1)まずは相談に行き、状況を整理する
相談してみると、
「何が不安なのか」「どこがつらいのか」「どうしたいのか」
が言葉になってくることがあります。
それだけでも価値があります。
2)その上で、主治医に“対立にならない言い方”で伝える
例えばこんな言い方なら角が立ちにくいです。
- 「治療は続けたいのですが、不安の整理を手伝ってもらいたくて」
- 「
痛みや気持ちのつらさの相談先として緩和ケアにも相談してみます 」 - 「主治医の先生に迷惑をかけたくないので、
サポートを増やしたいです」
どんな相談ができる?(紹介状なしでも多い相談)
緩和ケア外来では、痛みだけではなく、
- 抗がん剤や治療の副作用がつらい
- 不安が強く、頭の中が整理できない
- 家族の不安が強い/支え方がわからない
- 眠れない、食欲がない、だるい
- 「このまま治療を続けていいのか」迷っている
- 主治医の説明がつらくて、気持ちが追いつかない
- 生活(仕事・家事・通院)の回し方が不安
「こんなことで相談していいのかな」と感じる内容ほど、
紹介状がない場合に、受診前に準備すると良いもの
紹介状がなくても、次があると話が早いです。
- 診断名(がんの種類など)と、現在の治療内容(
わかる範囲でOK) - 直近の検査結果が手元にあれば(なくても可)
- 内服中の薬のメモ(写真でもOK)
- 「一番困っていること」を一言で(例:痛み、不安、眠れない、
家族関係、方針の迷い)
大事なのは完璧な資料ではなく、困りごとが伝わることです。
まとめ:緩和ケア外来は「紹介状がなくても、相談してよい医療」 です
緩和ケアは、末期の医療ではありません。
治療と並行して、苦痛や不安、生活の困りごとを整理し、
- 紹介状なしでも相談できることは多い
- 主治医に怒られる必要はない
- 伝えるなら「治療を支えるため」という言い方が安全
- 迷いの段階から相談してよい
もし今、ひとりで抱えている不安があるなら、
「まだ早いかも」と思う時期こそ、

















