早期緩和ケア大津秀一クリニックではがんや慢性病のつらい症状や痛み、不安を早期からの緩和ケア外来で末期に限らず専門医大津秀一が全国対応。遠隔相談可オンライン対応緩和ケア外来で東京文京区所在。病気の進み具合や種類を問わず早期受診できます。スマートフォン等を用いたビデオ通話で相談することもできます。内科専門医でもあり身体全般に詳しいです。緩和ケア・緩和医療といえば当院にご相談ください。【診療科:緩和ケア内科・疼痛緩和内科・がん内科・がん精神科】

がんと精神・心理

がん患者は、ぶっちゃけ何から情報を得ればいいのか?【専門医が整理する決定版】

早期緩和ケアクリニック2025

|情報が多すぎて、逆につらくなる時代

  • がんと診断されて最初に起こるのは「情報の洪水」
  • 調べれば調べるほど、不安が強くなる人が多い
  • 「何を信じて、何を距離を置くか」が最重要

① まず基準にすべき公式情報

■ がん情報サービス(これ一択)

  • 国立がんセンターが運営する一次情報
  • 治療法・副作用・統計の“土台”
  • ただし:
    • 個別の状況までは書いていない
    • 感情面の支えはまた別に必要

ポイント  「地図」にはなるが、「伴走者」ではない


② 主治医の説明は“軸”だが、万能ではない

  • 主治医は医学的判断の中心
  • ただし
    • 忙しい
    • 時間が限られる
    • すべてを言葉にできないこともある などの限界も

ポイント もし理解できなかった=あなたのせいではありません


③ セカンドオピニオンは「確認」と「整理」のため

  • 治療を変えるためだけのものではない
  • 主治医の説明を
    • 別の角度から確認
    • 頭の中を整理
      する役割が大きい

ポイント 不安が強い人ほど、早めの利用が実は向いています


④ 緩和ケア外来は「最後」ではなく「途中から使う場所」

  • 痛みだけの場所ではない
  • 不安・迷い・生活の困りごとを扱う
  • 治療と並行して使う医療

 

  • 情報を“減らす”
  • 優先順位をつける
  • 心を落ち着かせる

ための専門外来

ポイント  緩和ケア外来は情報の取捨選択のために有用です


⑤ 「調べすぎて苦しくなる」状態について

  • ブログ・SNS・体験談の無限ループ
  • 悪い経過の話ほど目に残る
  • 夜に一人で検索 → 不安が増幅

ポイント【重要】 「情報が多い=正しい」ではない

多くの場合に必要なのは
“答え”より“整理”


まとめ|情報は「集める」より「選ぶ」時代

  • がん情報は
    • がん情報サービスで土台を作る
    • 主治医で医学的判断を確認
    • 必要に応じて第三者の視点を入れる
  • そして
    不安が強いときは、検索ではなく“相談”を

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迷っている方へ

迷っている方へ

がんと診断されたあと、
「今すぐ何かを決めなければいけない」
「でも、何をどう考えればいいのかわからない」

そんな状態でこのページをご覧になっている方も
多いのではないでしょうか。

このページでは、
・治療を続けるか迷っているとき
・主治医の説明がつらかったとき
・家族のほうが先に不安になっているとき
・緩和ケアのタイミングがわからないとき

「すぐ決めなくていい問い」を、
ひとつずつ整理しています。

ここまで読んでも、
「まだ自分が相談していいのかわからない」
そう感じている方もいらっしゃると思います。

それで大丈夫です。

もし、
・一度、状況を整理したい
・主治医とは別の視点で話を聞いてみたい

そう思われたときには、
早期緩和ケア外来・オンライン相談という選択肢もあります。

無理に決める必要はありません。

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