がんの種類によって、つらさの出方も悩みも違います
「緩和ケア」と聞くと、
一律に同じことをする医療だと思われがちですが、
がんは種類によって、
- 出やすい症状
- つらさの質
- 不安が強くなるタイミング
- 相談が遅れやすいポイント
が大きく異なります。
このページでは、がんの種類別に、緩和ケアで何ができるのかを整
「どの段階で、どんな相談をすればよいのか」
■ 消化器がんの緩和ケア
膵臓がん
膵臓がんは、比較的早い段階から
- 強い痛み
- 背中の痛み
- 食欲低下や体力低下
が出やすいがんです。
特に神経が関係する痛みが強くなりやすく、
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胃がん・大腸がん
腹部の不快感、食事のつらさ、体重減少など、
日常生活にじわじわ影響する症状が多いのが特徴です。
「治療はできているけれど、生活がつらい」
そんな段階から緩和ケアが役立つことがあります。
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■ 呼吸器がんの緩和ケア
肺がん
肺がんでは、
- 息苦しさ
- 咳や痰
- 不安や恐怖感
が重なりやすく、「苦しさを言葉にしづらい」
息苦しさは、我慢してはいけない症状のひとつです。
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■ 女性特有のがんと緩和ケア
乳がん
乳がん治療後には、
- リンパ浮腫
- しびれや痛み
- 見た目や生活への影響
といった、長く続く困りごとが生じることがあります。
「命に関わらないから後回し」と思われがちですが、
生活の質に直結する重要な問題です。
なお、乳がんは男性も罹患するので、その点には注意が必要です。
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婦人科がん
婦人科がんでは、痛みだけでなく、
- 心の負担
- デリケートな悩み
- 家族に話しづらい問題
が重なりやすいのが特徴です。
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腎・尿路系のがん/男性特有のがんと緩和ケア
腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がんなどの
腎・尿路系のがんや男性特有のがんでは、
他のがんとは少し異なる「つらさ」や「相談しづらさ」
これらのがんでは、
- 排尿トラブル(頻尿、排尿困難、血尿、尿失禁など)
- 骨転移に伴う痛み(特に前立腺がん)
- ホルモン療法による体調変化や倦怠感
- 性機能や男性性に関わる変化
- 「情けない」「恥ずかしい」と感じてしまう心理
といった、身体と尊厳の両方に関わる悩みが重なりやすくなります。
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■ 血液がん・希少がんの緩和ケア
血液がんや希少がんでは、
- 情報が少ない
- 相談先がわからない
- 「この症状はがんのせい?」と迷う
といった不安が強くなりがちです。
病名に関わらず、「つらさ」そのものが相談の理由になります。
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■ がんの種類を問わず、共通して大切なこと
どのがんであっても、緩和ケアが大切にしているのは、
- 痛みや症状を和らげること
- 不安を整理すること
- これからの生活を一緒に考えること
です。
「まだ治療中だから」
「症状が軽いから」
と遠慮する必要はありません。
■ 早期からの緩和ケアという考え方
現在の医療では、
症状が出てからではなく、症状が出る前から関わる緩和ケアが重視
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■ まとめ
がんの種類によって、
つらさも、悩みも、相談のタイミングも異なります。
しかし共通して言えるのは、
「一人で抱え込まなくていい」ということです。
このページが、
「どこに相談すればいいのかわからない」
そんな迷いを減らすきっかけになれば幸いです。












